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EA製「テトリス」、4月21日で終了 スマホ黎明期に登場「はじめて課金したアプリでした」

   米のゲーム会社・エレクトロニック・アーツ(EA)が手がけるパズルゲーム「TETRIS」(テトリス)のスマートフォン向け公式アプリが2020年4月21日をもってサービスを終了する。 

   日本におけるスマートフォン黎明期から愛されてきたゲームアプリの終了に、ツイッター上では悲しみの声が聞かれている。

  • 「テトリス」公式アプリがサービス終了(画像はテトリスアプリより)
    「テトリス」公式アプリがサービス終了(画像はテトリスアプリより)
  • 「テトリス」公式アプリがサービス終了(画像はテトリスアプリより)

「私の好きなテトリスが...」

   テトリスは上から落ちてくる4つの正方形を組み合わせたブロック「テトリミノ」を並べ、消していくパズルゲームだ。1984年にソビエト連邦(現ロシア)の科学者アレクセイ・パジトノフ氏が開発し、その後世界中に広まった。

   EAのテトリスアプリは米アップル社のスマートフォン「iPhone 3G」が登場した08年に「AppStore」で配信を開始。10年にはAndroid版の配信を開始した。その後のリニューアルで、ブロックの置き場所をワンタッチで決められる機能を搭載している。

   20年4月20日現在、テトリスアプリを起動すると「重要なお知らせ」と書かれた以下の文章が表示される。

「誠に残念なお知らせとなりますが、皆さまとともに長らく歩んで参りましたEAの『Tetris』アプリは、2020年4月21日をもってサービスを終了させていただくことになりました。同日以降、本ゲームはプレイいただけなくなります」

   との内容だ。

   こうしたお知らせはiOS、Android版ともに表示される。また、「AppStore」「Google Play」ではいずれもEAのテトリスアプリが検索でヒットしなくなっている。EAはサービス終了の理由を明らかにしていない。

   スマートフォンが日本で普及し始めた頃からの「古参アプリ」のサービス終了を受け、ツイッター上では、

「はじめて課金したアプリでした」
「私の好きなテトリスが遊べなくなる」

   と悲しむ声が聞かれている。

   なお、20年1月には米のゲーム会社・N3TWORKによる「TETRIS」の公式アプリが新たにリリースされているが、EA版とはデザインや仕様などが異なっている。