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「ジョージアの先祖に伝えたい」臨時代理大使、フジパンの「ハチャプリ」に感激 名物料理を商品化

   ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア臨時代理大使が2020年4月22日にツイッターを更新し、フジパンの商品「ハチャプリ」への感動と感謝を伝えた。

  • 画像はティムラズ・レジャバ駐日ジョージア臨時代理大使のツイッターから
    画像はティムラズ・レジャバ駐日ジョージア臨時代理大使のツイッターから
  • 画像はティムラズ・レジャバ駐日ジョージア臨時代理大使のツイッターから
  • フジパンの「ハチャプリ たまご」。エリア限定で販売中

「探しに出て真相に迫ります」からわずか2時間後に「感動」

   レジャバ氏は、松屋が販売したジョージア(グルジア)のシチュー料理を元にしたメニュー「シュクメルリ鍋定食」を2019年12月に「大使館のメンバー」で食べに行き、味などを絶賛。一連のツイートが話題となっていた。2020年2月にはジョージアの代表的な料理というチーズ入りのパン「ハチャプリ」のレシピをユーチューブで公開するなど、ジョージア料理を日本のネット上で広めてきた。

   そんな中、4月ごろからツイッターにフジパンの「ハチャプリ」なる商品の写真を投稿するユーザーがみられるようになった。しかし、フジパンの公式サイトには商品として掲載されておらず、スーパーにも売っていないとして、「ジョーク」や「フェイク」、果ては「都市伝説」として考える者も存在した。

   22日にユーザーによって投稿された「フジパンのハチャプリ、実在していた」というツイートの写真には、フジパンとは記載されているものの、包装に記載されているハチャプリの「プ」の半濁点に「20円引」のシールが重なっている。このツイートはレジャバ氏の目に留まり、

「これはハチャプリなのか、それともハチャプリのふりをしたハチャフリなのか、それとも単にそれぶっているハチャブリなのかシールで隠れているせいで判断が付きませんし味見もしなければなりません。そのため、近いうちに実際に探しに出て真相に迫ります。興味大です」

と22日の17時51分に引用リツイートで反応。そして2時間後の19時57分、

「ジョージアの先祖に伝えたいです。ハチャプリは日本にたどり着き、このような発展した形で販売されているのだと。このような感動を与えてくれたフジパンにただただ感謝申し上げます」

とハチャプリの包装や、日本とジョージアの国旗と合わせて投稿した。「※フジパンのロゴはジョージアと日本の国旗と同じで赤と白です」と添えている。ユーザーからは「赤と白。情熱と純粋の色ですね、とても親近感を覚えたステキなツイートでした」「ジョージアの文化的な立ち位置からの国のアピールが素敵すぎる」といったコメントが寄せられた。

大使館から?お客様相談室にも電話

   フジパンの広報担当者によると、このパンは「ハチャプリ たまご」という商品で、東北・関東エリア限定で4月から販売している。ベーカリーでハチャプリを見かけた関東事業部の開発担当者が「面白い」と感じて商品化し、「本場では目玉焼きが乗っていることがあるが、スクランブルエッグをトッピングで乗せるなど、できるだけハチャプリを再現した」とのこと。

   また、「在日ジョージア大使館の秘書という人物から『日本でこのようなジョージアのパンを初めて見つけて感激した』との電話がお客様相談室にかかってきたという話を聞いた」という。参考価格は121円(税込)。