J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

浜崎あゆみ、慈善活動は「16歳」の時からの夢だった! 時を超えた有言実行

   歌手の浜崎あゆみさん(41)が2020年4月25日にインスタグラムのストーリーで明かした内容が注目を浴びている。

   浜崎さんは21日に寄付を明らかにした「X JAPAN」のYOSHIKIさんに賛同するとした上で、「私も国立国際医療研究センターへ1000万円寄付させていただきます」と発表。「今でも好きなアーティストがこういう形で支援していることに素直に感動」といったファンからの声はもちろん、「浜崎あゆみ。特にファンとかでもないけど、1000万寄付はなかなかできることじゃないと思うし素直に凄いなと思った」といった声もツイッター上に上がるなど、ファン以外からの注目度も高い。

  • 浜崎あゆみさんのインスタグラムから
    浜崎あゆみさんのインスタグラムから
  • 浜崎あゆみさんのインスタグラムから

熊本地震の時にも率先支援

   このほか、「偉い!!只々感動 チャラい歌手だと思っていたが ごめんなさい 尊敬に値する ありがとう!」と、アンチと思われるアカウントからも称賛の声が出るなど、近年は何かと叩かれ気味の浜崎さんに対し、久々の「絶賛の嵐」とでも言える状況となった今回の浜崎さんの寄付だが、浜崎さんと言えば、2016年の熊本地震の際にも、炊き出しへの参加はもちろん、支援物資の振り分け作業を行うことを表明し、その作業をスタッフに指示するなど慈善活動に取り組んでいた。しかも、浜崎さんの慈善活動への思いはここ4、5年で思い立ったものではないのだ。

   今をさかのぼること25年前、1995年に発売された浜崎さんのイメージビデオ「Ayumi Hamasaki Special」。まだエイベックス入りする前の、女優やグラビアアイドルとして活動する浜崎さんの姿を収めたビデオだ。浜崎さんは、「夢」というトークコーナーで、カメラに向かって将来の夢について語っているのだが、その内容が何と、慈善活動に関するものなのだ。

   コーナー中に浜崎さんは、はるか未来の話として、自身は芸能界からはいなくなっているのではないかと予測。その一方で、慈善活動をしていたいと自らの胸の内を明かしているが、その夢への道は一筋縄ではいかないとの考えも示しているのだ。その発言を見てみると、

「今のこの年で、そういう福祉のこととか言うのはね、あんまり好きじゃなくて」

「私が今の時点で、ボランティア活動をしようとして募金箱を持って道に立ったとしても、『何やってんだ、こいつ?』『本当にこれを送るのか?』って、たぶん思われちゃうと思うのね。だから、そういうのすごい悔しいじゃない?」

「(でも、自分が有名になった後なら)『浜崎がやるなら、ちょっと手伝ってみよっかな』ってね、思ってくれる人が、出てくるんじゃないかなーと思ってる」

と、現時点では無理でも、将来的には自らの知名度を生かして慈善活動を行っていきたいと明かしているのだ。

   イメージビデオの発売時期から判断して、撮影時点での浜崎さんの年齢は16歳前後。わずか16歳にして、「慈善活動はやろうとしてもなかなかできるものではない」と看破しつつ、自らが大物になるという野心が実現した暁には是非とも慈善活動を行いたいとする夢を語っているのだ。

   熊本地震の際はもちろん、今回の新型コロナウイルスの流行に際して行った寄付もまた、若かりし頃に抱いた夢の完成形なのだろう。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)