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世界コスプレサミット、恒例の「チャンピオンシップ」中止 他イベントは開催目指す

   世界コスプレサミットの公式ホームページ上で2020年5月1日、「世界コスプレサミット2020」内で開催予定だった「ワールドコスプレチャンピオンシップ」の中止が発表された。

  • 世界コスプレサミット公式サイトより
    世界コスプレサミット公式サイトより
  • 世界コスプレサミット公式サイトより

42の国と地域から30万人が集結する大規模コスプレイベント

   世界コスプレサミットは、2003年に名古屋で始まったコスプレイベント。2009年に実行委員会が設立されるまではテレビ愛知が主催していたが、現在の実行委員会の構成員には外務省、愛知県、名古屋市も含まれており、行政も絡んだ大規模なコスプレイベントとなっている。事務局を務めるWCS(名古屋市)によれば、海外からの参加国・地域数は増え続けており、2019年8月時点で42の国と地域が関わっており、約30万人を動員した。

   世界コスプレサミットは、衣装を着てキャラクターになりきるだけでなく演技や演出なども含んだ「コスプレパフォーマンスの世界一決定戦」として「ワールドコスプレチャンピオンシップ」をメインイベントとして開催。アメリカの「ANIME EXPO」、中国の「Fuzhou FACG Animation & Game Culture Festival」など各国・地域のマンガやアニメ関連のイベントで開かれる予選会を勝ち抜いた代表コスプレイヤーが毎年夏の名古屋に集まっていた。しかし、2020年のワールドコスプレチャンピオンシップは新型コロナウイルス感染症などの影響により中止となった。

   例年世界コスプレサミットでは、ワールドコスプレチャンピオンシップに合わせて一般のコスプレイヤーも参加できるコスプレイベントを多数開催しており、現時点ではこれらのイベントは開催予定。8月1日・2日に名古屋オアシス21などで行うイベントも開催予定で準備を進めており、新型コロナウイルス感染症の状況を慎重に見ながら、5月29日の「コスサミ大発表会オンライン」で詳細を改めて発表するとしている。