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報ステ富川アナ、今後の課題は「アンチ対策」 コロナから復帰で「隙を与えるなよ」との声も

   新型コロナウイルスに感染したことにより出演を見合わせていたテレビ朝日の富川悠太アナウンサー(43)が、2020年6月4日放送の「報道ステーション」で復帰を果たした。

   番組冒頭、富川アナは「感染拡大の防止を呼び掛けていたにもかかわらず、番組内に私を含めて5人の感染者が出てしまいました。改めてお詫び申し上げます」と謝罪。加え、「そして、視聴者の皆さまからもお叱りの声をいただきました。1つ1つ真摯に受け止めています」と、視聴者からの声に耳を傾けていくことを誓った。番組ではその後、富川アナの感染などの経緯についてまとめたコーナーがあったものの、それ以外に関しては番組はいつも通り進行したが、ネット上では富川アナの謝罪直後から視聴者からの様々な声が上がった。

  • 視聴者からの声の多くは温かいものだが、一部にアンチからの声も
    視聴者からの声の多くは温かいものだが、一部にアンチからの声も
  • 視聴者からの声の多くは温かいものだが、一部にアンチからの声も

「感染したのは悪いことじゃないのに、なんで謝るのかな」

   あるツイッターアカウントは、「富川アナ、おかえりなさい。感染したのは悪いことじゃないのに、なんで謝るのかな。ひとまずおかえりなさい」と、富川アナの復帰を喜んでいるほか、別のアカウントは、「『自分が休むわけにはいかないという固定観念が感染を広げてしまった』という富川アナの発言があったけど、これはきっと日本人全体に言えることなんだろうなぁ」と、富川アナの感染が社会に訴えかけた問題は大きいと指摘している。

   富川アナは4月9日まで報道ステーションに出演していたが、12日にテレビ朝日が富川アナが新型コロナウイルスに感染したことを発表。番組の放送日である翌13日から出演を見合わせていた。富川アナをめぐっては、3日に発熱するなど体調に異変を感じていたにもかかわらず、その後は熱が下がるなどしたため出演を続けていたと判明し、感染が発表された当初は富川アナを非難する声がネット上に多数上がるなどしたが、6月4日の放送については、その多くが復帰を喜ぶものだった。

   だが、一部には「報道しながら自分はコロナ拡散とかもう見たくない」と、体調を省みず出演し続けた富川アナが復帰するのはまかりならんとする声も。さらには、「俺のお気持ち的には彼は2度と見たくない」と、心証がすっかり悪くなってしまったとする声も上がっている。なお、富川アナは復帰を果たしたものの、以前の月~金の全ての曜日ではなく、当面は木曜日と金曜日の週2日間で番組キャスターを担当することになっており、仕事復帰を果たしたとはいえ完全な形での復帰とは言い難い状況だ。

「アンチは無視するんだぞ」

   なので、当面はこれら、「アンチ化してしまった視聴者」からの批判をかわしつつ、番組への出演を続けることになる。実際、その点を懸念している視聴者は多く、「アンチは無視するんだぞ」とツイートするアカウントもあるほどである。

   また、「噛んだ時微かに笑う富川アナ、アンチに隙を与えるなよ」と、富川アナには言葉を噛んだ際に独特の癖があると指摘する声も。実際、このような声は以前にも上がったことがあり、「なんかヘラヘラしてる感じが報道ステーションに合ってない気がする」と、その態度が番組のテイストに合っていないとの声も見られるほどだ。ゆえに、アンチの目がひと際厳しくなっている復帰直後の今は、そのような癖があるか否かは別として、表情には細心の注意を払った方が良さそうだ。

   また、これに留まらず、今後は体調が悪くなったらすぐに休むというのも立派なアンチ対策となるだろう。一方のファンからは、前述のもの以外にも「富川さん、復帰おめでとう ちゃんと役目果たしたよ これでアンチも納得でしょ」との声も上がっている以上、今後きちんとアンチへの対策を取っていけば、富川アナへの逆風は収まっていくに違いない。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)