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「バースは再来しない」不振のボーアに虎党悲痛 矢野采配にも不満の声が...

   プロ野球の阪神ジャスティン・ボーア内野手(32)の調子が一向に上がらない。

   阪神は巨人と東京ドームで開幕3連戦を行い屈辱の3連敗。「4番・ファースト」で開幕スタメン出場したボーアは開幕3試合で12打数無安打に終わった。不振の続く主砲に代えて2軍で調整中のジェリー・サンズ外野手(32)をファーストに起用する案も出ており、ボーアとサンズの入れ替えの可能性も出てきた。

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「バースの再来と呼ぶのはもうやめて」

   巨人との3連戦で沈黙したボーア。開幕3戦目には4番から6番に打順が「降格」するなど早くも窮地に立たされている。来日以降、「バースの再来」とされ周囲の期待が大きかった分、批判的な声は強まる一方だ。プロ野球評論家から容赦ない批評がなされ、虎党からは同情の声が上がるほどだ。

   開幕3試合では、巨人はボーアシフトを敷き、勝負所で左の高木京介投手(30)を起用。2試合連続でこの采配がズバリはまった。第2戦では外角のカットボール、ストレートに全く手が出ず球筋を目で追うだけだった。第3戦では再び外角攻めにあい、最後は外角のチェンジアップを引っ掛けてセカンドゴロに終わった。

   セ・リーグ球団の関係者から聞こえてくるのは「ボーア与しやすし」だ。元来、苦手としている左投手に対して対応しきれず、ここ一番で凡退するなど勝負強さも見られない。開幕3連戦に限ってみれば「バースの再来」と呼ばれるほどの大物の片りんは見られない。不振にあえぐ主砲に対して、ネット上では虎党から「バースの再来と呼ぶのはもうやめて」、「バースは再来しない」などの声が上がっている。

3捕手併用には「報道陣の中でもなぜ...」

   一方で虎党が不満を募らせるのは捕手を巡る采配だ。開幕戦では昨シーズン、ゴールデングラブ賞を獲得した梅野隆太郎捕手(29)が先発マスクを被ったが、第2戦は原口文人捕手(28)、第3戦は坂本誠志郎捕手(26)が先発で出場し、矢野監督は捕手を固定せず3捕手を併用して起用している。虎党からは、チームの柱となる梅野を固定しない采配を疑問視する声も上がっている。

   また、ボーアの不振もあり打順も固定しきれず、日替わり状態が続く。阪神を取材する関西メディアの関係者は「開幕3連敗のショックは大きい。矢野監督の采配に関しては、意図が見えづらいところがあるのでファンもフラストレーションがたまると思います。ボーアはしばらく時間がかかりそうですね。キャッチャーの起用に関しては、報道陣の中でもなぜ梅野でいかないのかという声もあります」と話した。