2024年 4月 24日 (水)

矢野阪神、止まらぬ100敗ペース 「デッドライン」どころか...リーグの借金一手に

   プロ野球の阪神が2020年7月2日、ナゴヤドームで中日と対戦し2-4で敗れた。先発オネルキ・ガルシア投手(30)が初回にダヤン・ビシエド内野手(31)に3ランを許し3点を失った。2回以降、継投策で中日打線を無失点に抑えたが、8回にロベルト・スアレス投手(29)が1死満塁から井領雅貴外野手(30)にライト前に運ばれ2点差とされ万事休す。チームは4連敗で最下位のまま。首位巨人とのゲーム差は6.5ゲーム差に広がった。

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中日ルーキー投手に白星献上

   最下位阪神を象徴するような試合だった。初回、ガルシアが1死から平田良介外野手(32)にツーベースを許し続くソイロ・アルモンテ外野手(31)を四球で歩かせ1死1、2塁。主砲ダヤン・ビシエド内野手(31)に134キロのスライダーをレフトスタンドに運ばれいきなり3点失点。連敗脱出の出鼻をくじかれた。

   貧打が続く打線は3回、無死1塁から上本博紀内野手(33)のタイムリーで1点を返し、その後1点を追加。序盤で1点差まで詰め寄るも中日先発でルーキー岡野祐一郎投手(26)に抑え込まれた。中盤以降は中日の細かい継投に得点できずゼロ行進。中日ルーキーにプロ初白星を献上した。

   この日は攻守にわたって集中力に欠けるシーンがみられた。4回の守備では、1死1塁の場面で加藤匠馬捕手(28)のバントをサードのジェフリー・マルテ内野手(29)が処理。マルテが1塁に送球した間、サードベースがガラ空きとなり1塁ランナーの京田陽太内野手(26)が一気に3塁へ。ファーストのジャスティン・ボーア(32)は京田の進塁に気付くもベースカバーがいないため投げるに投げられない状態だった。

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