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被災地の道路に「SOS」→海自が支援→道路に「アリガトウ」 大雨被害の熊本で

「7月6日の被害状況偵察で『SOS』のメッセージを発見した地域においては、昨日(7.8)新たに『アリガトウ』のメッセージが描かれていました」

   海上自衛隊第22航空群は2020年7月8日、大雨による熊本の被災地道路上に「アリガトウ」の文字を発見したと、翌9日ツイッター上で報告した。

  • 海上自衛隊第22航空群のツイッターより
    海上自衛隊第22航空群のツイッターより
  • 海上自衛隊第22航空群のツイッターより

石灰のようなもので「水・SOSコリツミズゴハン」

   海上自衛隊第22航空群は、護衛艦部隊と共に周辺海域の防衛警備や沿岸警備などに従事している。現在は集中豪雨で被害が大きかった熊本で、捜索や救助活動などの災害派遣に取り組んでいる。6日にはこのような報告を行った。

「被災地の道路上に『水・SOSコリツミズゴハン』の文字を発見し、搭乗員が状況確認のため、地上に降りていく様子です。付近住民の方のお話を伺ったところ、けが人等は無いとのことでした」

   写真を見ると、道路上に石灰のようなもので「水・SOSコリツミズゴハン」と大きく描かれている。そして8日、同地域で「アリガトウ」の文字が道路上に描かれていたとのことだ。海上自衛隊第22航空群はこの報告とともに、

「一日でも早く平穏な日々を迎えられるようお祈りいたします」

   とツイートした。この「アリガトウ」の文字を伝えるツイートは約1.9万「いいね」を得た。ツイッターのユーザーからも「こんな時の『ありがとう』は本気中の本気 見ている側も『ありがとう』です」、「私からも、アリガトウ。命を繋いでくれて」といった感謝のコメントが寄せられた。