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尾木ママ、校則のツーブロック禁止に持論 「生徒会で議論して決めるのが筋」

   尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さんが、「ブラック校則」のひとつとされる「ツーブロック禁止」問題について言及した。

   理不尽に厳しいということで問題視されはじめた高校のブラック校則。特にヘアスタイルのひとつであるツーブロックについては、池川友一東京都議が2020年3月12日に行われた都議会予算特別委員会の中で「なぜ、校則でツーブロックが禁止されているのか?」と問題提起し、「外見などが原因で事件や事故に遭うケースがある」という答弁が出ていた。池川氏が質疑動画を7月13日にツイートしたことで話題となり、14日には日本のツイッター上で「ツーブロック」がトレンド入りしている。

  • 尾木ママが「ツーブロック校則」に持論
    尾木ママが「ツーブロック校則」に持論
  • 尾木ママが「ツーブロック校則」に持論

「一番のポイントは【誰が決めたのか】ということ」

   尾木さんは7月16日にブログを更新し、このツーブロック禁止問題について触れ、

「賛否両論ありますが自由でもいいし、禁止でもいいと思います」
「一番のポイントは【誰が決めたのか】ということ」

と持論を展開。その理由について、

「高校生にもなって、いちいち細々とした校則を学校の先生たちがきめる」
「それもPTAや地域の評判を気にしてなんて恥ずかしい話ですね」

と、そもそも校則を教師が決めるというありかたが間違っていると指摘した。

   尾木さんは、

「学校生活を快適に過ごすかどうかは生徒たちの問題です」
「生徒会で議論して決めるのが筋ではないでしょうか?」

と校則は生徒が主体となって議論して精査するべきだとし、

「自主 自治の力を養成するのは学校の役割です」
「生徒は自分たちの問題については真剣 信じて任せるのも教育力ですね」

と、ある程度生徒の自主性に任せるのも学校の教育のひとつであるとしている。