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西武が佐藤龍世、相内誠を対外試合禁止に 「コロナ自宅待機」中のゴルフ行きで速度超過

   プロ野球・埼玉西武ライオンズは、所属する佐藤龍世内野手、相内誠投手が、球団が新型コロナウイルス感染拡大防止のため不要不急の外出を禁じていた期間中に外出し、その際に佐藤選手が運転する自動車が道路交通法に違反する危険な走行をしていた、と2020年8月20日に公表した。

   佐藤、相内の両選手は無期限の対外試合出場禁止、ユニフォーム着用禁止処分となる。

  • 西武が2選手の処分を発表
    西武が2選手の処分を発表
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8月17日に佐藤選手が球団へ報告

   佐藤選手は18年ドラフト7位で岩手・富士大学から入団し、ルーキーイヤーの昨19年は一軍で52試合に出場。プロ初ホームランも放った。相内投手は12年ドラフト2位で千葉国際高校(現:翔凜高校)から入団。19年まで一軍で21試合に登板している。

   発表によれば、球団が自宅待機と不要不急の外出禁止を定めていた20年4月12日、相内選手が同乗する自動車を佐藤選手が運転し、千葉県内のゴルフ場へ向かう途中、首都高速道路中央環状線山手トンネル内を法定の最高速度を大幅に超過する速度で走行していた。この違反行為については8月17日に佐藤選手が球団へ報告。2人への詳細確認後、違反内容が判明した。

   問題を受け、球団は佐藤、相内の両選手に無期限の対外試合出場禁止、ユニフォーム着用禁止処分を下した。

   なお、佐藤選手の車に同乗していた相内選手は入団前の12年12月に、当時高校生ながら無免許運転、スピード違反で千葉県警から摘発されている。

球団、佐藤・相内両選手のコメント

   球団は今回の事態を受けて「両名に対しては、本件違反内容の重大性・危険性を改めて説明するとともに、プロ野球選手としての自覚を持ち、自らの行動に責任を持つこと、また、法令や社会のルールを遵守するよう厳しく指導いたしました。また、他の選手に対しては、今般の事態を伝えるとともに、あらためてコンプライアンスの徹底を図るなど再発防止に全力で取り組んでまいります」とコメントした。

   また、佐藤、相内両選手も以下のようにコメントしている。

「自分の置かれている立場を考えず、また自らの甘さがこのような事態を招いてしまったと考えています。深く反省しております。今後、二度とこのようなことを起こさないよう、十分に注意するとともに、社会人としてのルールをしっかり守り、責任ある行動をとってまいります。この度は大変申し訳ございませんでした」(佐藤龍世選手)
「日頃から応援していただいている多くの方に、ご迷惑をおかけすることとなり、大変申し訳ございません。深く反省しております。今回のスピードの出し過ぎやチームのルールについてのみならず、日常から年上の私が模範になるべきでした。社会人としての責任を痛感し、今後、同じ過ちを犯さないよう行動してまいります」(相内誠選手)