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「安倍首相、辛苦了(お疲れ様)!」 台湾からもねぎらいの声...後任など関心高く

   2020年8月28日、突如として伝えられた「安倍首相、辞任の意向」という一報。その衝撃は日本のみならず、国外でも大きな話題となっている。

   台湾は、このニュースをどのように報じているのだろうか。

  • 辞任の意向が明らかになった安倍首相(6月撮影)
    辞任の意向が明らかになった安倍首相(6月撮影)
  • 辞任の意向が明らかになった安倍首相(6月撮影)

NHK速報から15分ほどで第一報

   台湾大手メディア『三立新聞網』は、安倍首相の一件を日本と同じく「速報」として日本時間14時21分に報道。NHKの第一報が14時7分ごろだったということから、異例の速さで伝わったと言っても過言ではない。

   その後、日本時間16時5分には「次の総理は誰だ?」という見出しで記事をアップしており、こちらでは安倍首相の持病である「潰瘍性大腸炎」について説明。そして英ロイターの記事を引用し、「次期総裁は現職の副首相であり財務大臣の麻生太郎、元防衛大臣の石破茂、元外務大臣の岸田文雄、そして現職の防衛大臣である河野太郎ではないか」と推測した。

   また、別の大手メディアである『TVBS新聞網』は、安倍首相辞任の意向と同時に東京株式市場で日経平均株価が下げに転じたことを発表。現地のニュース番組やネットニュースでは、それぞれ視点が異なれど大きな出来事として報じられている。

   2020年は新型コロナウイルスのマスク問題からはじまり、元台湾総統の李登輝氏の逝去に際して弔問団の団長として森喜朗元首相が訪台するなど、日本との関係も深い台湾。安倍首相の辞任に対し、現地のネットからは「お疲れ様でした」という意の「辛苦了!」という言葉や、「お体お大事に...」「ゆっくり休んで欲しい」などの労いが数多く見受けられた。