J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

セクシー女優・紗倉まなが「野間文芸新人賞」候補に 本人ツイッター「嬉しくて震えました」

   講談社と一般財団法人の野間文化財団は、第42回「野間文芸新人賞」の候補作品として、セクシー女優・紗倉まなさんの小説『春、死なん』(講談社)を選出したことを2020年10月1日、発表した。

   小説家としても活躍する紗倉さんは、自身のツイッターで「あまりにも嬉しくて震えました」と喜びを伝えている。

  • 紗倉まなさんの著書『春、死なん』(講談社BOOK倶楽部より)
    紗倉まなさんの著書『春、死なん』(講談社BOOK倶楽部より)
  • 紗倉まなさんの著書『春、死なん』(講談社BOOK倶楽部より)

過去には村上龍、村上春樹も受賞

   野間文芸新人賞は講談社初代社長の野間清治氏の遺志で設立された「野間文化財団」が選考する新人向けの文学賞。過去には村上龍さん『コインロッカー・ベイビーズ』(第3回、1981年)、村上春樹さん『羊をめぐる冒険』(第4回、82年)など、名だたる作家の著作が受賞している。

   今回、第42回の候補作品にノミネートされたのは、李龍徳さん『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』(河出書房新社)、宇佐見りんさん『かか』(河出書房新社)、谷崎由依さん『遠の眠りの』(集英社)、崔実さん『pray human』(講談社「群像」掲載)、そして紗倉まなさん『春、死なん』の5作だ。

   20年2月刊行の『春、死なん』は、文芸誌「群像」に掲載された「春、死なん」(2018年10月号)、「ははばなれ」(19年12月号)の2作品を収録。妻を亡くした老夫や、娘から見た母親の「性」をめぐる物語を描いている。

   セクシー女優として活躍するかたわら、文筆家としても高い評価を得てきた紗倉さん。今回の候補選出を受け、自身のツイッターで「野間文芸新人賞候補作品に、『春、死なん』が...。こんなこともあるんだ、信じられない気持ちです これまでの候補作も読み漁ってきましたし、大好きな文学賞です。まだ候補の段階ですが、あまりにも嬉しくて震えました。ありがとうございます」と喜びを伝えた。

   「野間文芸新人賞」の受賞者は11月2日に発表される。