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VTuberが「スタンプカード不正押印」発言を謝罪 実行してないが「話を大きくしてしまった」

   VTuber(バーチャルユーチューバー)、バーチャルライバーグループの「にじさんじ」を運営するいちから(東京都)は、所属する「星川サラ」さんが2020年10月4日の配信内で「過去に自身が社会的に非難されるような行為をしていた事実に言及したこと」について、「ご迷惑とご心配をお掛けしたことをお詫び申し上げます」と謝罪した。

   星川サラさんは配信内で、タピオカ屋で「スタンプカード」を不正に押印したエピソードを披露。ただ、いちからは星川サラさんが「配信内で言及されていたような行為はしていない」ことを確認し、星川サラさん本人もツイッターで「友人達と談笑するのと同じような感覚で話を大きくしてしまった」と発言経緯を説明している。

  • 「スタンプカード」めぐる発言でVTuber が謝罪(画像はにじさんじ公式サイトより)
    「スタンプカード」めぐる発言でVTuber が謝罪(画像はにじさんじ公式サイトより)
  • 「スタンプカード」めぐる発言でVTuber が謝罪(画像はにじさんじ公式サイトより)

「一枚開いてバババババって」

   にじさんじの公式サイトによれば、星川サラさんのプロフィールは以下の通りだ。

「ハーフの女の子。幼い頃はバーチャルイギリスに住んでいたが、バーチャル日本での生活の方が長いため、日本語堪能。おだてられるとすぐ調子に乗るタイプ」

   星川サラさんは10月4日の配信で、自身の「思い出のタピオカ屋」について言及。貯まるとタピオカドリンクが一杯無料になるというスタンプカードがあったものの、店の対応が「結構ガバくて」と、以下のように語った。

「星川はね、あのー、ゴミ女だから、店員が後ろ向いている隙に、一枚開いてバババババって全部押して、これで次来たとき(タピオカドリンクが)無料だわ、とか思ってたの。で次行ったら、(店が)潰れてた。酷いよ、星川の満タンになったさ、スタンプカード使い道無くなったんだけど」

   星川サラさんはこのエピソードを笑いながら話していたものの、インターネット上では行為の悪質さを指摘する声が相次いでいた。

所属の運営会社は本人聴取後に「厳重注意」

   いちからは10月6日夕に「にじさんじ」の公式ツイッターを通じて、今回の発言についてコメントを発表。星川サラさんの発言を受けて「多くの方々にご心配やご不安をお掛けしていることをお詫び申し上げます」と謝罪した。

   いちからによると、本人から事実関係を聴取したところ「実際には、配信内で言及されていたような行為はしていない」ことを確認。ただ、「皆様に誤解を生じさせてしまうような発言」だったとして、星川サラさんに対する「厳重注意」を行ったとした。いちからは「今後、同様の事態が生じないよう、ライバーに対する教育及び指導を徹底してまいります」としている。

   このコメントの直後に、星川サラさんも今回の事態について自身のツイッターでコメントを発表。スタンプカードの「不正押印」は行っていないとした上で、発言経緯を以下のように説明した。

「実際には、そういった事も可能だなと思ったことを、友人達と談笑するのと同じような感覚で話を大きくしてしまった」

   星川サラさんは「誤解を生じさせてしまう発言をしてしまった」「法令遵守の認識が甘かった」とし、「軽率な発言により誤解を招いてしまったこと、重ねて本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。「今後二度と同じことを起こさぬよう、反省する時間を設けようと思います。その間に自分の活動を見つめ直し、今後について考えていきます」とした。