J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

「令和のTRICK」と評判上々「タリオ」だけど... 視聴者が感じ取る「スキャンダル俳優の影」

   「令和のTRICK」といった声が上がるなど大きな話題になっているドラマ「タリオ 復讐代行の2人」(NHK総合)。そのドラマに対し、「本当は東出昌大が出る予定だったんじゃ?」と、俳優の東出昌大さん(32)を絡めるツイートが相次いでいる。

   ドラマは、若くして弁護士資格を取得するも、謀略によりはく奪されてしまった白沢真実(浜辺美波さん=20)と、経営コンサルタントを装うも、その正体は復讐代行業を営む詐欺師の黒岩賢介(岡田将生さん=31)の2人が、さまざまな事件を解決する1話完結型のミステリーだ。

  • 東出昌大さん(2016年撮影)
    東出昌大さん(2016年撮影)
  • 東出昌大さん(2016年撮影)

「例の騒動が無ければタリオも東出さんだったんじゃないか?」

   第2回となる16日の放送では、作中では埼玉県内に存在するとされた架空の村の中で発生するトラブルを2人が解決していく様子が描かれたが、その演出方法が往年の名ドラマ「TRICK」に似ているとする声が視聴者から上がったのは、先日、「新ドラマ『タリオ』は令和の『TRICK』? 名作ドラマ連想する人続出のワケ」でJ-CASTニュースが伝えたとおり。

   ただ、この「タリオ」に対しては、「TRICK」に似ているとする声の他に、上記のような声も多数上がっているのだ。

   あるツイッターアカウントは「タリオ」について、「東出昌大とやってたドラマもそんな感じだったな...。まあ続かなくてよかったけど」と、タリオについてツイート。また、別のアカウントも、「形を変えたTRICKですよ。てか、例の騒動が無ければタリオも東出さんだったんじゃないか?とか思ってみたり」と、こちらは世が世なら東出さんが「タリオ」に出演していたのではないかと推察しているのだ。

   これらの視聴者が指摘している点だが、それは恐らく、2019年8月13日~15日にかけて3夜連続で放送されたドラマ「ピュア!~一日アイドル署長の事件簿~」(NHK総合)のこと。同ドラマは浜辺さんが主演していたドラマだが、助演と言うべき扱いで出演していたのは東出さんだった。ドラマは売れないアイドルの黒薔薇純子(浜辺さん)と刑事の東堂周作(東出さん)がタッグを組み、事件を解決していくミステリーだが、この「若い女性と、長身の年上男性による凸凹コンビ」という組み合わせ、よくよく考えると「タリオ」にも(そしてもちろんTRICKにも)共通しているものだ。

   加え、「タリオ」と「ピュア!」の別の共通点として、共にドラマオリジナルである両ドラマを手がけているのが、「TRICK」でも脚本を主に担当した蒔田光治さんなのだ(蒔田さんは「タリオ」においては、これまでに第1回と第2回を担当)。このため、そのことを知る視聴者からは、

「蒔田光治と浜辺美波のタッグって去年やってた『ピュア』以来かな。あれ、面白かったけど、バディ役が東出昌大で使いにくかったからやめたんかな」

   と、2020年1月に発覚した東出さんの不倫問題を上げつつ、本来なら「タリオ」に出演するはずなのは東出さんだったのではないかとの考えをツイートするアカウントもあるほどなのだ。「歴史にifはない」とはよく言ったものだが、東出さんが「逃した(?)魚」が、どこまで大きく育つかは注目だ。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)