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井上尚弥の「突出した実力」のお陰? 対戦者モロニー、KO負けでもWBC上位に再ランク

   ボクシングのWBCは2020年11月18日までに世界ランキングを更新し、ジェイソン・モロニー(オーストラリア)がバンタム級6位にランクインした。モロニーは10月31日(日本時間11月1日)に米ラスベガスでWBA、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)に挑戦し7回KO負けを喫し、WBA、IBFのランキングでは上位から急落していた。

  • 井上尚弥
    井上尚弥
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比嘉は15位に後退

   モロニーは井上への挑戦が決定するまでWBCのランキングで4位につけており、WBA、IBFのベルトがかかったタイトル戦が正式に決定したのを機にWBCのランキングから外れていた。1位にランクされていたWBOの最新ランキングではランク外となっているが、WBC同様に再ランクされることが見込まれる。

   井上に挑戦した時点でWBA2位、IBFでは4位にランクされていたモロニーだが、KO負けの結果を受け、最新のランキングではWBAは8位、IBFは11位までランクを落としていた。その一方でKO負けを喫したにもかかわらずWBCのモロニーに対する評価は変わらず上位に再ランク。井上の突出した実力が反映されたものとみられる。

   また、バンタム級では元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(Ambition)が15位に後退。比嘉は10月26日にバンタム級リミットのノンタイトル10回戦に臨み、日本同級13位・堤聖也(角海老宝石)と引き分けに終わった。白井・具志堅スポーツジムから移籍後初の試合となったが白星で飾ることが出来なかった。