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「駅直結」実はバス停直結(駅まで約12分) 表示話題のマンション、「誤解招く」指摘で修正

   駅までバス約12分の立地を「駅直結」とPR――。

   名鉄不動産が手がけるマンションの交通アクセス表示をめぐり、「これは誤解を招く」とSNS上で指摘が相次いでいる。

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#クソ物件オブザイヤーの目に留まる

   埼玉県川口市の新築分譲マンション「メイツ川口元郷」。2020年3月に竣工し、現在モデルルームを公開している。

   SNSで注目されたきっかけは、不動産業界で脚光を浴びた話題を決める投票企画「#クソ物件オブザイヤー2020」だった。今年度の候補として、メイツ川口元郷の交通アクセス表示が浮上したのだ。

   同マンションは、埼玉高速鉄道「川口元郷」駅まで徒歩8分、目の前のバス停を利用すれば、JR京浜東北線「川口」駅まで約12分の立地にある。

   販売サイトで、後者へのアクセスを「『川口』」駅直結」と赤字で大きく打ち出したところ、ツイッターで11月16日、「これが直結ならみんなタクシーで東京駅直結じゃろが!」などと紹介された。

   投稿は3000以上リツイートされ、不動産関係者らからは、

「流石にこれは『直通』にはならないでしょ...」
「これは誤解を招く表現で問題ありですね」
「うちも駅直結だ!すごいイイトコ住んでたんだな」

といった指摘や苦笑が広がった。

「当初、表示上の確認はしていたのですが、SNS上でご指摘が相次いでおり、そちらも鑑みて、販売会社さん、代理店さんと検討しまして変更しました」

   名鉄不動産は12月3日、J-CASTニュースの取材にこう答えた。11月25日に「『川口』」駅直結」を「『川口』駅までバス約12分」に改めたとする。本来、同様のロケーションで「直結」とはうたっておらず、今回は関係者からの提案があり採用したという。