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「流行語大賞よりリアル感ある」 ツイッタートレンド大賞「20単語」に反響

   ツイッター社は2020年12月22日、ことしツイッター上で最も話題となった上位20単語を「#Twitterトレンド大賞 2020」で発表した。第1位は、「コロナ(新型コロナ)」。第2位は「#検察庁法改正案に抗議します」、第3位は「緊急事態宣言」という結果になった。

   このランキングは、日本のツイッター内でトレンドインした単語を集計し、ツイート量などを総合的にみて選定されたものだ。この世相を強く反映されたランキングについて、ユーザーからは「流行語大賞よりリアル感ある」といった声が寄せられた。

  • (C)#Twitterトレンド大賞 実行委員会
    (C)#Twitterトレンド大賞 実行委員会
  • (C)#Twitterトレンド大賞 実行委員会
  • #Twitterトレンド大賞 2020(C)#Twitterトレンド大賞 実行委員会
  • 受賞したきくちゆうきさん(C)#Twitterトレンド大賞 実行委員会

「凄い前に感じる」100日後に死ぬワニが第4位に

   「#Twitterトレンド大賞 2020」公式アカウントは22日夜、MCに田村淳さん、サブMCに鷲見玲奈さん、さらに多数のゲストを迎えて結果発表を生配信した。

   インターネット上では第4位にランクインしたマンガ「100日後に死ぬワニ」に注目が集まった。最終話である「100日後に死ぬワニ『100日目』」は「最多リツイート部門賞」、「最多いいね部門賞」の2冠も達成した。表彰式には作者のきくちゆうきさんが登壇し、新型コロナウイルス感染症対策のために壇上に置かれたトロフィーを、自ら持ちあげ「嬉しいです」と感想を語った。

きくちゆうきさん(C)#Twitterトレンド大賞 実行委員会
きくちゆうきさん(C)#Twitterトレンド大賞 実行委員会

   同作は、きくちさんが19年12月から100日間ツイッター上で連載していた4コマ漫画。ワニが亡くなるまでの何気ない日常が描かれており、読者からはさまざまな解釈や考察が寄せられ大盛り上がりとなった。しかし完結直後にビジネス展開が相次いで始まり、離れてしまったり反発したりする読者も少なくなかった。最終回は20年3月20日と約9カ月前だったこともあり、今回の受賞に対し、ユーザーからは「あったなあそんなことも」、「凄い前に感じる」と懐かしむ声が寄せられた。また第5位に、現在映画で大盛り上がりの「鬼滅の刃」がランクインしたこともあり、「ワニくん、鬼滅の刃より上なのか やるなぁ」という声も寄せられた。

世相の影響が強く反映されたトレンド

   第5位以下は順に、「どうぶつの森」、「ブルーインパルス」、「トランプ大統領」、「センター試験」、「安倍総理」、「マスク2枚」、「#手越会見」、「フリート」、「ツイステ」、「命の輝き」、「ハイキュー」、「#半沢直樹」、「#東京都知事選」、「#sailormoonredraw」、「ポケモン」となった。こうした世相の影響が強く反映されたトレンドについて、インターネット掲示板上では「生々しい」、「まあまあ妥当やん」といった納得するようなコメントが寄せられている。また一部では、「トレンドは作れる」、「活動家と企業のPRの場所」といった冷ややかな声もあがった。

   このほか「#Twitterトレンド大賞 2020」には、カテゴリー別の単語も発表されており、スポーツ部門では「大坂なおみ」、ニュース部門では「#半沢直樹」、ゲーム部門では「#nintendoswitch」、アニメ部門では「鬼滅劇場版」という結果だった。さらに、2020年に新規でTwitterアカウントを開設した人や団体の中から最も話題となったアカウントが選ばれる「急上昇アカウント部門賞」には「手越祐也」さんが入賞している。