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新宿区と「仕事猫」コラボ、ヨシ住区長も「ヨシ!」 コロナ対策起用に「どうして...」

   新型コロナウイルス感染症の予防対策を呼び掛けるため東京都新宿区は2020年12月27日、インターネット上で大人気のキャラクター「仕事猫」とコラボレーションしたキャンペーン「#マスクヨシ」を開始した。

  • 新宿区公式ツイッターより
    新宿区公式ツイッターより
  • 新宿区公式ツイッターより

区長・吉住(ヨシズミ)氏の「ヨシ!」

   イラストレーターのくまみねさんが描いた猫のイラスト「電話猫」が、コラージュされSNS上で話題となり「現場猫」として拡散された。これを作者のくまみねさんが"逆輸入"して誕生したキャラクターが「仕事猫」であり、現在はラインスタンプやグッズなども展開され多くの人々に親しまれている。そんな仕事猫が新宿区とコラボした。新宿区は公式SNS(ツイッター、フェイスブック)上で、歌舞伎町にやってきた仕事猫と共に吉住健一区長が感染予防を呼び掛ける動画を配信した。

   動画内で吉住(ヨシズミ)区長は、「マスク、ヨシ!」と笑顔でポーズをとる。「仕事猫」でおなじみの、右足を高く上げながら、右手で指差し確認をする「ヨシ!」のポーズだ。SNS上では、「ヨシのポーズの角度も綺麗」、「新宿区長のヨシ!ポーズがけっこう完成度が高くてジワる」と好評だった。

   公式サイト上では「仕事猫」コラボレーション動画素材を配布し、仕事猫と一緒にポーズを撮った動画を投稿するように呼び掛けた。またこのキャンペーンには、マンガ「闇金ウシジマくん」の作者・真鍋昌平さんなど、新宿区にゆかりのあるインフルエンサーも参加し、SNS上で「#マスクヨシ」の動画やハッシュタグを広めている。

「コラボしちゃダメなのでは...?まあいいかヨシ!」

   SNS上には、さっそくイラストや写真などのファンアートが投稿された。その一方で、キャラクターおなじみのセリフで「どうして...」と心配するような声も寄せられた。というのも「仕事猫」は、ブームの火付け役となった「現場猫」のイメージを引きずっているところがあるためである。

   ファンの間で「仕事猫」やその元となった「現場猫」は、労働災害が起きかねない現場で「ヨシ!」と言ってしまうような危なっかしいキャラで親しまれている。そのためにSNS上では、

「現場猫のヨシ!はヨシではないんだが、仕事猫のヨシ!はヨシなのだろうかw」
「キャラの性質的にはコラボしちゃダメなのでは...?まあいいかヨシ!」

   と茶化す声も寄せられた。

    もっとも、今や仕事猫は「中央労働災害防止協会」ともコラボ、現場災害の防止にも一役買っている。何はともあれ、ご安全に。