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「嵐にしやがれ」と「SMAP×SMAP」 「12月26日の最終回」対照的なムードに反響

   大みそかでの活動休止が間近に迫っている「嵐」の冠番組「嵐にしやがれ」(日本テレビ系)の最終回が2020年12月26日に放送された。

   番組は生放送で行われ、その放送時間は4時間。番組には明石家さんまさん(65)らを招くなど、豪華なゲストが続々と登場。エンディングでは5人が視聴者への感謝の言葉を述べた後に「感謝カンゲキ雨嵐」を歌唱して番組が終了するなど、終始にぎにぎしい雰囲気の中で番組は進行したが、そんな中、一部の視聴者から、「SMAPもこう嵐みたいに、おわれたら良かったのかなって思う」といった声が上がっているのだ。

  • まさに、「有終の美」を飾った5人
    まさに、「有終の美」を飾った5人
  • まさに、「有終の美」を飾った5人

4年前の12月26日は「SMAP×SMAP」の最終回

   「SMAP」といえば、2016年12月31日の解散からまもなく4年を迎えようとすることで知られるが、その解散をめぐっては、同年1月にスポーツ紙によってスクープされるや国民的関心事としての色彩を帯びつつ騒動が拡大。シングルCD「世界に一つだけの花」の購買運動が盛り上がるなどする中、8月にはジャニーズ事務所から大みそかでの解散が発表されるも、撤回を信じるファンの間では年明けの瞬間まで解散反対の声がネット上にこだましていたのは記憶に新しい。

   そのSMAPの「最後」となったのは、「嵐にしやがれ」の放送からちょうど4年前となる2016年12月26日に放送された「SMAP×SMAP」だった。番組は生放送ではなく、ひたすら過去の映像を放送。加え、最後には5人が真っ白なスタジオの中で「世界に一つだけの花」を歌唱する姿が放送されたが、これらの演出に対しては、「まるで生前葬ではないか」といった声が視聴者から上がるなど、どこか物悲しさを漂わせた最終回だった。

   一方、「嵐にしやがれ」の最終回は、前述の通り、終始明るい雰囲気で進行。5人での活動は休止になるというのが嘘であるかのように通常通りに各コーナーが進行した上で、締めの歌唱で番組は終了。この演出に対しては、「来週も普通にあるんじゃないかなって気持ちになりますね」といった声が上がるなど、あたかも、来週も番組が放送されるかのような雰囲気さえ漂わせた最終回だったのだ。

   共にジャニーズ事務所の国民的アイドルグループであるにもかかわらず、同じ日付でこのような対照的な「ラスト」となったことに対しては、前述のものの他にも、

「嵐ってすごいいい終わり方だなって思って、比べたら申し訳ないけど、SMAPの事思い出して泣きそうだったわ。SMAPもこんな感じで終わって欲しかったなぁ」

といったツイートが上がったほか、

「SMAP×SMAPの最終回と嵐にしやがれの最終回が同じ12月26日だったということを知って、何か分からないけど震えが止まらない」

と、何やら運命的なものを感じ取ったとする声も上がっているほどだ。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)