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SixTONES松村北斗の「ギャップ沼」に溺れよう 演技派俳優とアイドル...それぞれの素顔に迫る

   SixTONES松村北斗は、ドラマや映画で好演を重ね、演技面での開花が著しい。Jr.時代からの俳優経験が着実に糧となっているが、グループでの彼はどんな顔を持つのだろう。アイドルとしての松村北斗の魅力に切り込んだ。

「パーフェクトワールド」での好演が注目

   SixTONESメンバーを知ったばかりの方でも、昨今、ドラマや映画などに引っ張りだこの松村北斗の顔を見たことがある方は多いのではないだろうか。

   松村は、1995年6月18日生まれの25歳。2009年2月にジャニーズ事務所に入所すると、同年にSixTONES・髙地優吾、現Sexy Zone・中島健人、菊池風磨らとともに中山優馬 w/B.IShadow、その直後に現Hey! Say! JUMPの山田涼介、知念侑李を加えてNYC boysを結成。その一員としてCDデビューを果たしたり、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)に出演したりするなど、入所後早い段階から目立つ存在として活動をしてきた。

   しかし、メンバーたちがSexy Zone、Hey! Say! JUMPとしてデビューをしたことによって、いずれも事実上解散。それ以降は先輩グループのバックで、コツコツと実績を積んできた人物である。

   松村は、今やSixTONESきっての演技派だ。彼が演技の道を歩みはじめた最初のきっかけは、SixTONES結成のきっかけともなったドラマ『私立バカレア高校』(2012年)。後のSiXTONESメンバーが全員集結して高校生役を演じた本作で、松村は浅田哲也を演じる。

   以降、ドラマ、映画ともに出演作が増えていき、SixTONESとしてCDデビュー前年の2019年のドラマ『パーフェクトワールド』で、片足を失い義足で生きる渡辺晴人役の演技が評価された。

   当時のSNSでは「渡辺晴人の子がジャニーズだとは思わなかった」という旨のコメントが多々投稿されていたほどだ。現在もドラマ『レッドアイズ 監視捜査班』(日本テレビ系)に出演しており、公開中の映画『ライアー×ライアー』では森七菜とW主演を務めている。

京本大我とは「ビジネス不仲」?

   こうして着実に役者としてのキャリアを積み重ねている松村は、独特の空気感を持っている。年相応にはしゃぐ場面も少なくないが、メンバーの中では比較的落ち着いているタイプ。

   一見そっけなく見えることもあるが、グループやメンバーにしっかり愛情を持っており、以前森本慎太郎がインスタライブをやった際には約10分間、嬉しそうに喋り続けていたこともある。

   他にも、松村にしか着こなせないであろうファッションを度々披露したり、ウィットに富んだワードチョイスでツッコミを入れたり......。公式YouTubeチャンネルにアップされている動画を少し見ただけで、それらが伝わってくる。

   ちなみに、松村と京本大我の関係性は"ビジネス不仲"と言われている。当初こそ「不仲なのか?」と思える雰囲気があったものの、最近のYouTubeやラジオでのやり取りを見ると、"ビジネス不仲"もネタとして活かしているようだ。ぜひ注目してチェックしてみてほしい。

   さらに、松村の色気あるパフォーマンス力にも注目だ。例えば「僕が僕じゃないみたいだ (Music Video) [YouTube Ver.]」。彼の演技のせいだろうか。これだけポップな曲調にもかかわらず、松村の表情や動きからはどこか色気を感じることができる。

   様々な表情を見せてくれる松村は、実に奥が深い。観察すればするほど、彼の沼にハマってしまうはずだ。

高橋梓
フリーライター。アイドルやアーティストのコラム、インタビュー、ライブレポートなどをメインに執筆中。歌とアニメとレモンサワーが好き。
Twitter:@azumaMIC