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石川「大炎上」3回9失点 ヤクルト投壊危機にファン「今年も思いやられる」

   プロ野球ヤクルトの石川雅規投手(41)が広島とのオープン戦で大炎上した。

   オープン戦2度目の登板となった石川は3回を投げて8安打9失点と大乱調だった。初回は3人で終わらせたものの、2回に先頭・鈴木誠也外野手(26)のレフト前ヒットを皮切りに、5安打1四球で5失点。続く3回は4点を失い計9失点で降板となった。

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石川、オープン戦2試合で計16失点

   石川は、またも2回につかまった。先頭の鈴木にヒットを許し、続くケビン・クロン内野手(28)を四球で歩かせた。無死1、2塁から6番・松山竜平外野手(35)にライト前に運ばれ先制点を許し、2死満塁の場面では菊池涼介内野手(31)に走者一掃の2塁打を打たれ3点を失った。

   3回に入っても石川の乱調は続き、先頭・鈴木をストレートの四球で歩かせ、自らピンチを招いた。1死後、松山に2塁打を打たれ、続くアレハンドロ・メヒア内野手(28)にタイムリーを許し6点目を献上。さらに1死1、3塁から石原貴規捕手(23)にライトスタンドに運ばれ計9点を失った。

   石川は開幕ローテーション入りが確実視される一方で、オープン戦では結果がついてこない。オープン戦初登板となった3月10日のオリックス戦では2回につかまり1回3分の2を投げて9安打7失点。そしてこの日は3回8安打9失点と大炎上し、大きな不安と課題を残した。

ネット上のファン「今年も最下位確定かも」

   オープン戦でヤクルトの投手陣は結果を残せていない。チーム防御率は16日の時点で12球団中11位の「4.26」。16日の阪神戦では、先発アルバート・スアレス(31)が3回8安打6失点。先発ローテーションの一角として期待されるスアレスも課題を残したままの降板となった。

   昨シーズン、ヤクルトのチーム防御率はリーグワーストの「4.61」で、最下位脱出に向けて投手陣の立て直しが急務だった。3月1日には巨人との交換トレードで先発候補の左腕・田口麗斗投手(25)を獲得し戦力を補強したものの、オープン戦での投手陣のデキは芳しくなく不安を抱えたままでのシーズンインとなりそうだ。

   不甲斐ない投手陣に対してネット上のヤクルトファンは穏やかではいられないようだ。ネット上では「今年も残念ながら進歩が見られない」「こんなんじゃ今年も思いやられる」「今年も最下位確定かも」などの厳しい声が上がっており、「開幕前から終戦の予感」とすでに諦めムードのファンも。

   この日は先発・石川の大乱調もあり序盤から広島に大差を付けられ、その一方で打線が沈黙。広島投手陣に3安打無得点に抑えられ、0-11で敗れた。オープン戦で低空飛行を続けるツバメ軍団。26日の公式戦開幕までに上昇気流に乗ることができるか...。