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SixTONESの「末っ子」森本慎太郎 9歳からの下積みを経て、やっと見つけた大事な居場所

   SixTONES最年少の森本慎太郎は、なんと9歳でジャニーズ事務所に入所している。しかしエリート街道を歩んできたかと思いきや、SixTONES結成までに様々な経験を積んできた苦労人だ。その分、彼のスキルは歌にダンスにお笑いと多方面に発揮されている。

Jr.時代、12歳にして映画主演

   森本慎太郎は、1997年7月15日生まれの23歳。SixTONESの中では最年少の末っ子だ。ジャニーズ事務所に入所したきっかけは、ジャニー喜多川氏からのスカウトで、オーディションを受けずに9歳で入所をしている。

   入所後間もなくジャニーズJr.としてコンサートに出演し、グループ「Tap Kids」にも所属する。かわいらしい外見も相まって、人気を誇っていた。2009年には森本をメインとするグループ、スノープリンス合唱団も結成。映画『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』では主演も果たした上に主題歌「スノープリンス」でCDデビューも果たし、『NHK紅白歌合戦』にも出演をしている。

   だがスノープリンス合唱団は映画タイアップの期間限定ユニットで、解散後は先輩たちのバックでコツコツと活動を続け、2015年にSixTONESに選ばれて5年後にデビューを掴んだ。一見順風満帆に見えるが、デビューまで13年以上かかっている苦労人だ。

   森本は空手を習っていたり、体操部に所属していたりしたことがあっただけに、グループ内でも運動神経が良い。アクロバットもでき、SixTONESでのパフォーマンスにおいても披露することがしばしばある。

   2ndシングル表題曲「NAVIGATOR」の終盤でも森本がバク転をする場面があり、歌番組でのパフォーマンスではマイクを持ったまま片手でのバク転をしたことがある。また、鍛え抜かれた体幹を活かしたダンスは、安定感抜群。SixTONESのパフォーマンスに迫力を出すために欠かせない人物だ。

物怖じしない大胆さとグループ愛

   そんな森本だが、実は末っ子らしい性格の持ち主。ボケ担当として笑いを取ることも多く、バラエティにおいても活躍を見せる。

   例えば、2020年1月2日放送の『新春しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演した際も、2回り以上も年上のネプチューン・原田泰造を相手に物怖じせずにボケまくり、大きな笑いを生んでいた。21年2月5日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)でも、ボケ担当の実力を発揮し、"オイシイ"展開になっていた。

   さらに、SixTONES結成まで紆余曲折を経てきたからこそグループ愛も人一倍強い。2020年1月17日放送の『RIDE ON TIME Season2』(フジテレビ系)の中で、森本は「SixTONESはSixTONESらしくいたくて。譲れないものがあるから、(他のメンバー)5人のためにだったら1人でも闘いますよ」と語っていた。

   誰よりもグループを愛し、SixTONESという場所を守っていくという強い思いと、SixTONESとして世界を取るという覚悟を感じられるセリフではないだろうか。

   いつもは明るくふざけているのに、ふとした瞬間にセンチメンタルな表情を見せる森本。大きなギャップから彼の心情が伝わり、思わず応援したくなるメンバーだ。可能性溢れる彼の未来を、ぜひ見届けてみてほしい。

高橋梓
フリーライター。アイドルやアーティストのコラム、インタビュー、ライブレポートなどをメインに執筆中。歌とアニメとレモンサワーが好き。
Twitter:@azumaMIC