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開幕3連敗ヤクルト、投壊&打線沈黙の深刻さ 主力野手も離脱...OB「浮上する要素が少なすぎる」

   プロ野球ヤクルトの坂口智隆外野手(36)が2021年3月29日、出場選手登録を抹消された。

   坂口は28日に行われた阪神戦に出場し、4回に右膝付近に自打球を当て5回の守備からベンチに下がった。投手陣が不安定で開幕から3連敗中のチームにとってベテラン野手の離脱は大きな痛手となり、今後の戦いに影響を及ぼしそうだ。

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山田、村上の数字が上がってこない...

   阪神との開幕シリーズ第3戦。4回の攻撃だった。

   2死1、3塁の場面で打席の坂口は阪神ガンケル投手(29)の3球目を右膝付近に当てた。直後、打席から離れてグランドに両手をつくようにして倒れ込んだ。すぐに立ち上がるも苦痛で顔がゆがみ、しばらく打席に戻れなかった。

   全治は不明ながら主力野手の離脱はチームにとって新たな不安材料としてのしかかる。チームは開幕から投手陣が不安定で「低空飛行」を続ける。開幕2戦目は9失点、3戦目は8失点と、2試合だけで計17失点しており、課題の投手力の弱さが早くも露呈している。

   頼みの綱である打線は、主軸の山田哲人内野手(28)、村上宗隆内野手(21)の数字が上がってこない。開幕3戦を終えたばかりとはいえ、オープン戦から続くチームの不調に明るい兆しが見えてこない状況だ。

開幕から状態上がらず「深刻な状況にある」

   開幕から状態が上がらないチームに対してヤクルトOBは「深刻な状況にある」と指摘し、次のように語った。

「ヤクルトはこれまでも投手力の弱さを指摘されてきたが、それを強力な打線で補ってきた。今シーズンの投手力は、オフの補強を見ればある程度想定内でしょう。それ以上に気なるのが打線です。とくに山田が気がかりです。オープン戦からバットが振れていない。投打にわたって現状、チームが浮上する要素があまりにも少なすぎる」

   開幕から白星のないヤクルトは30日に横浜スタジアムでDeNAと対戦。先発のマウンドにはスアレス投手(31)が上がる。