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ブレーク後の転落に「メンタルやられてた」 苦しむスギちゃんを救った石橋貴明の一言

   2021年3月29日放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)に、お笑い芸人のスギちゃんが出演。一時、仕事がうまくいかず悩んでいたというスギちゃんを救った、「とんねるず」石橋貴明さんの言葉が紹介され、話題を呼んでいる。

  • スギちゃん(2012年撮影)
    スギちゃん(2012年撮影)
  • スギちゃん(2012年撮影)
  • 「何一つ結果が出ない日々が続いてるぜぇ」2013年当時のブログ

スベりすぎて収録中に大号泣

   2012年の「R-1ぐらんぷり」で準優勝し、一躍ブレークしたスギちゃん。同年の「新語・流行語大賞」では、「ワイルドだろぉ~」が年間大賞に選ばれ、2012年の顔ともいうべき存在になった。

   当時の最高月収は1000万円、年間テレビ出演は335本と、まさにノリに乗っている状態だったという。しかし、1年もするとワイルドキャラは世間から飽きられ、仕事もあまりない状態に。

   その事実を他の芸人にイジってもらえればよかったものの、「ほかの一発屋芸人と自分は違う」「ワイルド以外の引き出しを出せばいい」などとプライドが邪魔をして、自分を過信していたという。

   そんな中、スギちゃんは落語家の笑福亭鶴瓶さんがMCを務めるトーク番組「A-Studio」に出演。スギちゃんにとって同番組は、過去に前説を担当していた思い入れのある番組だそう。

   鶴瓶さんに成長した姿を見せたいと、「苦労話にはあまり食いつかずウケ狙いのトークを狙いにいった」と番組のコンセプトを無視した結果、あまりうまくいかずスベってしまい自己嫌悪。「セットの裏で地面に伏して泣いた」と八方ふさがりの苦しい気持ちが伝わるエピソードを明かした。

スギちゃんを救った石橋さんの言葉

   こうした状況について、スギちゃんはブログで

「何一つ結果が出ない日々が続いてるぜぇ」
「消えるのも仕方ないなって感じだぜぇ」

などと泣き言を書き連ねていた。そうした生活を、「メンタルがやられていた」と振り返る彼を救ったのが「とんねるず」石橋貴明さんのある一言だった。それは、

「何へこんでんの? スギちゃん元々実力ないんだからへこむ必要ないじゃん」

という言葉。これにスギちゃんは「それを聞いた途端ふわっとひらけたんですね」と気が楽になったと明かし、

「この言葉で一気に私は目が覚めまして、そっから求められれば素直にワイルドキャラをやり、そうじゃなければ素の部分で遊んだりして、なんか笑顔が増えましたね」

と、感謝をこめて話すのだった。

   「ワイルドだろぉ~」の大ブレークによって自身を過信し、その後の厳しい現実とのギャップに苦しんでいたスギちゃん。そんな彼を救った石橋さんとのエピソードに対し、視聴者からは

「貴さんの言葉で救われたのか」
「石橋貴明の言葉が珠玉過ぎた」
「スギちゃんと貴さんの話が良かったな。ハードルを下げて輝きだす才能もあると思うし」
「これぞ石橋貴明!」
「スギちゃん、石橋貴明さんの言葉に救われたんだね。良かったね」
「タカさん優しいカッコイイ」

などと感動の声が広がっている。