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対阪神「2戦4死球」に燕党イライラ 山田・村上・塩見...主力直撃で「割に合わん」

   プロ野球の阪神は2021年4月18日、甲子園球場でヤクルトと対戦し10-7で勝利した。

   試合は阪神が序盤のリードをなんとか守って7連勝を飾ったが、両軍合わせて3つの死球が出る荒れる展開に。8回にヤクルト梅野雄吾投手(22)が阪神・大山悠輔内野手(26)に死球を与えたところで警告試合が宣告された。阪神は貯金を「11」に伸ばして首位をがっちりキープしたが後味の悪さを残した。

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ヤクルト村上、塩見、阪神は大山に死球が

   この日最初の死球は7回、ヤクルト攻撃の場面だった。2死走者なしでマウンドには阪神3番手・岩貞祐太(29)、打席にはヤクルトの4番・村上宗隆(21)が入った。フルカウントからの6球目だった。内角高めに入った球が村上の右腕を直撃した。

   阪神5点リードの8回には、4番手・加治屋蓮(29)が塩見泰隆(27)に死球を与えた。この回先頭の塩見に対し2ボール2ストライクからの5球目。144キロの直球が塩見の左腕を直撃した。この直後、審判団がいったんマウンド付近に集まったが、審判団からのアナウンスはなかった。

   そしてその裏の阪神の攻撃でこの日3つ目の死球が出た。2死2塁の場面で、ヤクルト5番手・梅野が大山に対して死球を与えた。2ボールからの3球目がインコースを突き、大山の腰付近に当たった。この死球を受け真鍋球審が警告試合を宣告した。

16日には藤浪がヤクルト打線に2死球

   この日は計3つの死球が出て警告試合となったが、16日の同カードでは阪神の藤浪晋太郎投手(27)が2つの死球を出している。

   0-0の4回に山田哲人(28)、2点リードの2死2塁の場面では塩見に死球を与えた。制球が乱れだした藤浪は、塩見に死球を出した直後に降板した。

   同カード2試合で5つの死球。ヤクルトは4つの死球を受けた。しかも4つの死球はいずれも主力選手で、打率3割超えで好調をキープしている塩見は2試合連続での死球だ。故意ではないと理解していても主力への死球の多さにインターネット上では「割に合わん」と憤るヤクルトファンの一方で、「申し訳ない」とコメントを寄せる虎党も。

   後味の悪さを残した一戦だったが、阪神はこれで5年ぶりの7連勝。先発・ガンケル(29)は4戦4勝と勢いが止まらない。貯金を「11」に伸ばし首位をひた走る阪神は、20日から敵地・東京ドームに乗り込み2位巨人との直接対決に臨む。