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広島・鈴木誠也、2日連続の手痛い「走塁死」 チーム打率は良いが...得点力不足にファン苦言

   プロ野球の広島は2021年4月21日、マツダスタジアムでヤクルトと対戦し9回1-1で引き分けた。

   先発・床田寛樹(26)が6回4安打1失点と試合を作ったが、打線が援護出来なかった。1点ビハインドの6回には1死満塁のチャンスを作ったものの、曾澤翼(33)の犠牲フライによる1得点にとどまり逆転ならず。今季2度目の引き分けで貯金を作れなかった。

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チーム状況を象徴する4回の攻撃

   8本のヒットを放ちながらも1得点に終わった。だが得点のチャンスはあった。この日は5イニングで得点圏に走者を進めた。3回からは4イニング連続で得点のチャンスが訪れたものの、拙攻が続き得点は6回の1点のみ。チームの得点力不足は深刻な状態にある。

   4回は先制する絶好の機会だった。2死から鈴木誠也(26)がツーベースヒットを放ち出塁。続く長野久義(36)はショートへの内野安打。チャンスが一気に広がったかと思われたが、3塁を回っていた鈴木が三本間ではさまれタッチアウト。1イニング3安打も得点が入らず、チームの現状を象徴するようなイニングだった。

   鈴木は20日のヤクルト戦でも走塁で手痛い「ミス」を犯している。4回に長野のタイムリーで1点を先制した直後のプレーだった。1死1、2塁の場面で坂倉将吾(22)の打球は詰まってセカンドライナーに。これに反応した2塁の鈴木はベースに戻ることが出来ずダブルプレーとなり追加点のチャンスを潰した。

チーム打率リーグ2位も得点はリーグ5位...

   チームはリーグ2位のチーム打率を誇りながら60得点はリーグ5位。攻撃が空回りし、チャンスにあと1本が出ない。鯉党にとっては歯がゆい状況が続いており、インターネット上では選手に対して「集中力」や「覇気」を求める声が上がっている。

   ここまで22試合を消化し10勝10敗2分けで勝率5割をキープしている。チームが浮上するには得点力不足を解消するための「あと1本」が必要となる。今後、打線のテコ入れはあるのか。指揮官の手腕に注目される。