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「ドラゴン桜」半沢直樹風の演出に反響も... 前作と変わりすぎ?「別物」「早く勉強して」の声

   俳優の阿部寛さんが主演を務めるドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)第1話が2021年4月25日に放送された。キャストや演出をめぐり、視聴者からはインターネット上で、昨年放送され大ヒットとなった人気ドラマ「半沢直樹」(TBS系)を重ねる声が続出。一方、前作からの変化に戸惑いの声もあがっている。

  • 阿部寛さん(2017年撮影)
    阿部寛さん(2017年撮影)
  • 阿部寛さん(2017年撮影)
  • 長澤まさみさんと紗栄子さんの2ショット。TBS「ドラゴン桜」インスタグラム(@dragonzakuratbs)より

桜木の元教え子・長澤まさみさんも登場

   週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載された三田紀房さんによる「ドラゴン桜2」を原作に実写化。主人公は、偏差値30台の落ちこぼれ高校から東京大学合格者を輩出する元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部さん)で、2005年に放送されたドラマ「ドラゴン桜」から15年後を描いた続編だ。

   2期の舞台は、偏差値32で経営破綻寸前の「龍海学園」。教頭・高原(及川光博さん)は桜木による再建案を提案するが、自由な校風を理想に掲げる理事長・龍野久美子(江口のりこさん)は進学校化に反対。意見は真っ二つにわかれ、対立していた。

   そんなか桜木の元教え子で、一浪の末に東大合格し、弁護士となった水野直美(長澤まさみさん)は、すっかり落ちぶれてしまった桜木のためにも、高原からの依頼を受けるよう説得。今後、果たして桜木はどう動くのか。

   また、姉と2人で両親が残したラーメン屋を手伝う瀬戸輝(ジャニーズグループ「King & Prince」髙橋海人さん)、何をやっても長続きしない今どき女子高生の早瀬菜緒(南沙良さん)、バドミントンのトップ選手の岩崎楓(平手友梨奈さん)など、それぞれの悩みを抱えた生徒たちは桜木とどう関わって東大合格を目指すのかが見どころとなっている。

キャストも展開もまるで「半沢直樹」?

   今回の演出は「半沢直樹」も手がけた福澤克雄さんで、出演者も半沢の同期・渡真利忍役を演じた及川さん、白井亜希子・国土交通大臣を演じた江口さん、「帝国航空」神谷厳夫社長役の木場勝己さん(「ドラゴン桜」で龍野恭二郎・龍海学園元理事長役)、「太洋証券」の営業マン役を演じた山崎銀之丞さん(同・奥田義明校長役)など、半沢要素が強めのキャスティング。

   ドラマ冒頭シーンでは、厳かな雰囲気のなか重厚感ある会議室で、江口さんが「あなた、本気でおっしゃってるの?」と学園幹部に詰め寄るが、この雰囲気が半沢でも数々の名シーンが生まれた会議室でのシーンを想起させる。また、直美に届いたローン返済督促通知のメールの差出人が「白水銀行」で、こちらも半沢直樹に登場した銀行であることなど、随所に「半沢演出」が見受けられた。

   こうした演出を楽しむ声があがる一方、派閥争いや理事長親子の確執など「勉強とは関係のない部分」がフォーカスされた初回放送に「前作の感じを期待してる人は別物として見たほうが良さそう」「阿部寛の敵が多すぎて毎週胸糞悪いシーンありそう。ほんと早く勉強してほしい」「続編って難しいんだね... 前作踏襲しすぎると『二番煎じ』と言われ、 思い切って変えたら『前の方が良かった』と」などと、戸惑いの声もあがっている。