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妻がいなかったら「もう野球をやれていない」 ロッテ美馬学が語った「FA移籍」と「家族」にファン感動

   バラエティー番組「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ系)が2021年4月26日に放送され、プロ野球ロッテの美馬学投手(34)がフリーエージェント(FA)で楽天からロッテに移籍した際の理由について語った。

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移籍1年目の昨季は3年ぶり2ケタ

   同番組は「プロ野球選手の妻は本当に幸せなのか?」の企画で美馬ファミリーを特集。美馬夫妻と1歳6カ月になる長男に密着取材し、番組内では長男が右手首から先がなく生まれてきたことが明かされている。

   番組内では美馬がキャンプ中にたびたび家族とテレビ電話で連絡を取り合う場面が紹介され、ウィニングボールで長男と自宅の部屋で遊ぶシーンなども放送された。

   美馬は2010年のドラフト会議で楽天から2位指名を受けて入団。先発投手として17年には自身初の2ケタとなる11勝をマークした。

   19年のシーズン中に国内FA権を取得し、複数の球団が獲得に向けて動いた結果、美馬はロッテに移籍した。移籍1年目となった昨季は3年ぶりとなる2ケタ(10勝)をマークし、チームに大きく貢献した。

「僕の中の一番の安心になると思った」

   美馬はFAで移籍した理由について番組内で次のように語った。

「正直、慣れた環境から変わるのはすごい不安だったが、家族が一番生活しやすい所にいてもらうことが僕の中の一番の安心になると思った」

   また、度重なる故障で苦しんでいた時期には夫人の明るい性格に助けられたという。

「ケガしていることを忘れさせてくれるような振る舞いをしてくれる。いつも通り常に」と感謝の意を見せ、「奥さんがいなかったら?」の問いかけには「もう野球をやれていないと思います。だいぶ前に挫折していると思います」と語った。

   インターネット上では、番組を視聴した野球ファンから「涙が止まらなかった」「最高の3人の笑顔」「理想な夫婦関係を感じました」などの声が上がった。