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SB周東「暴走アウト」は誰のミス? 「牧の守備が良すぎた」ファンからは同情論も

   プロ野球のソフトバンク周東佑京(25)が痛恨の走塁死を喫した。

   ソフトバンクは2021年6月1日、横浜スタジアムでDeNAと対戦。1点ビハインドの9回に同点の走者を出すも、周東の走塁死で得点ならず。結局、3-4でゲームを落とし2連敗となった。

  • 周東佑京選手(写真:Penta Press/アフロ)
    周東佑京選手(写真:Penta Press/アフロ)
  • 周東佑京選手(写真:Penta Press/アフロ)

緊迫した試合はあっけない幕切れに

   9回、1点を追いかけるソフトバンクに絶好のチャンスが訪れた。2死から牧原大成(28)が四球を選び出塁すると、代走に周東が起用された。

   今季15個の盗塁を決めている周東を1塁に置き、長打が出れば同点の可能性が出てくる場面。DeNAの守護神・三嶋一輝(31)は周東の足を警戒し、カウント0-1からけん制を入れた。

   このけん制が悪送球となり、ボールはファウルグランドに転がっていった。周東は2塁ベースを蹴り一気に3塁を狙ったが、カバーに入ったDeNA2塁手・牧秀悟(23)が素早く3塁に送球し周東はタッチアウト。これで試合終了となり、あっけない幕切れとなった。

工藤監督「あいつに罪はないので」

   周東の走塁死は判断ミスだったのか。スポーツ各紙の報道によると、工藤公康監督(58)は試合後、周東の走塁死に関して3塁ランナーコーチとの連携を考慮して「あいつに罪はないので」とかばったという。また、ツイッター上では「牧のカバーリングがよすぎた」などの同情的なコメントも寄せられた。

   今季、周東は「1番・セカンド」で開幕スタメンを勝ち取り、最高のスタートを切った。だが、6月1日時点で打率.207と打撃が低迷しており、ここ最近はベンチスタートが続いていた。この日は持ち前の「足」をアピールする絶好の機会だった。

   チームにとっても痛い黒星となった。2点リードで迎えた8回に牧のタイムリー2塁打などで3点を奪われ逆転を許した。そして9回のチャンスでの走塁死。リーグでは首位を走るも、セ・パ交流戦はこれで2勝4敗1分けとなった。