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ドラゴン桜、衝撃の裏切りに「半沢直樹」ファン仰天のわけ 「全てが今日のための伏線だった」

   俳優の阿部寛さんが主演を務めるドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)第9話が2021年6月20日に放送され、これまで東大専科を応援していた人物のまさかの裏切りに、大人気ドラマ「半沢直樹」ファンから阿鼻叫喚の声があがっている。

  • 「ドラゴン桜」主演の阿部寛さん(2017年撮影)
    「ドラゴン桜」主演の阿部寛さん(2017年撮影)
  • 「ドラゴン桜」主演の阿部寛さん(2017年撮影)

学園売却阻止の糸口を見つける

   ドラマは、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載された三田紀房さんによる「ドラゴン桜2」を原作に実写化。主人公は、偏差値30台の落ちこぼれ高校から東京大学合格者を輩出する元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部さん)で、2005年に放送されたドラマ「ドラゴン桜」から15年後を描いた続編だ。

   ※以下、ネタバレを含みます。

   第9話「東大&買収劇W大逆転前編!そして運命の共通テスト」では、龍海学園高校の東大専科メンバーが大学入学共通テストに臨む。予定通り得点できた者、二次試験を受験するための水準に達しないものを切り捨てる「足切り」にひっかかってしまいそうな者、理系学部から文系学部に文転し合格を優先する者など、さまざまな結果となった。

   その一方で、学園売却問題に大きな変化が。売却反対派の現理事長・龍野久美子(江口のりこさん)は、売却賛成派で父親の先代理事長と「東大合格者が5人以上出たら理事長を辞職する」という約束を交わしている。

   桜木の元教え子で弁護士・水野直美(長澤まさみさん)は、学園売却を阻止するために、さまざまな学園資料を読み漁り、ついに「理事長が理事会の過半数で選任された場合でも、学園に属する全教員の4分の3が異議を申し立てた場合には否決される」という条項を発見。仮に久美子が解任されても、売却賛成派が理事長に就任するのを阻止できる可能性が浮上した。もちろん教師全員が学園売却に反対するであろうことから、軍配は反対派に上がるかと思われた。

「半沢直樹」での役が布石に?

   しかし、売却を巡る緊急理事会で、まさかの賛成派が多数であることが判明。すると、反対派側の席についていた教頭・高原(及川光博さん)が突然立ち上がり、「あちらの方は、僕の意見に賛同してくれたんだ。アハハ!」と高笑いをし、「ぼくはずっと前からあなたのことが嫌いでした」「もうこの顔を見なくて済むと思うと清々します」と久美子に向かってウインクした。

   「あなた最初から裏切ってたの?」という久美子の問いに、高原は笑顔で「はい!」と返事をし、「水野先生、お役御免です。御免です! おやすみなさ~い」「騙された方が悪いぞ」などと茶化した口調で主張。学園売却問題は、あらぬ方向へと進んでしまうのだった。

   高原を演じる及川さんといえば、同じTBS系「日曜劇場」枠で13年、20年に放送された大人気ドラマ「半沢直樹」で、主人公・半沢直樹の相棒兼情報通として、さまざまな局面をともに乗り切って来た渡真利忍役のイメージが、視聴者には色濃く残っているようだ。

   「半沢」では最後までただの一度も裏切り行為をしなかった彼が、「ドラゴン桜」では主人公たちを華麗に裏切る役を務めたとあって、視聴者からはツイッターで

「ミッチーって半沢ではヤバそうで実は良い人、みたいな役回りだったけど、こっちではその逆でしたかー」
「半沢でミッチーに絶大な信頼を寄せてしまったのがいけなかったんだが、ミッチーはだいたい裏切る側ってことを忘れていた」
「ミッチーのこと半沢の気分で見てたからマジで仰天しすぎて眠気飛んだ」
「半沢臭を漂わせ視聴者にミッチーが味方だと安心させたところで大どんでん返し。全てが今日のための伏線だったな」
「半沢呼んでこい!!!!」

などと、半沢ファンの間でも大盛り上がりとなっている。