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アマゾンから消えた「反ワクチン本」、版元の抗議後に復活 広報「誤って販売が停止されておりました」

   インターネット通販サイト「アマゾン」が、新型コロナウイルスワクチンの危険性を主張する書籍を販売停止とし、版元が抗議する騒動が起きた。

   販売はしばらくして再開され、アマゾン日本法人は取材に「一時誤って販売が停止されておりました」と答えた。

  • 写真:アフロ
    写真:アフロ
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ガイドライン違反で削除

   書籍は2021年6月上旬に発売された。日本人の医師が執筆し、新型コロナウイルスワクチンの危険性を主張している。

   書籍は19日までにアマゾンから削除された。版元が20日に公式サイトで発表し、アマゾンの担当者から「本のコンテンツガイドラインに準拠していないため、販売することができない」と説明を受けたという。

   同ガイドラインでは、「Amazonが不適切または不快であると判断するコンテンツ」などを禁止している。

   版元は「Amazonは一私企業であり、もちろん自社で売る商品を自社基準に従って選択する権利があります。しかし、このようなケースは出版社、そして出版界としては非常に残念です」と暗に抗議もした。

   J-CASTニュースは21日、アマゾンジャパン取材を申し込むと、23日に広報担当者が「お問い合わせの書籍につきましては、一時誤って販売が停止されておりましたが、現在は再開しています。出版元にもその旨はお知らせいたしました」と回答した。版元は22日に販売が再開されたと発表していた。