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ソフト決勝、宇津木妙子氏の「粋な解説」に反響 米国選手への感謝に「涙が出ました」「響きます」

   元ソフトボール日本代表監督・宇津木妙子さん(68)の米国選手への感謝のコメントが話題を集めている。

   東京五輪のソフトボール決勝が2021年7月27日に横浜スタジアムで行われ、日本が米国を2-0で破り金メダルを獲得。日本代表にとって08年北京五輪以来となる金メダルだった。

  • 歓喜の輪を作るソフトボール日本代表(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
    歓喜の輪を作るソフトボール日本代表(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
  • 歓喜の輪を作るソフトボール日本代表(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
  • 宇津木妙子さん(写真:アフロスポーツ)

親心溢れる解説にファン感動

   試合は日本が4回に渥美万奈(32)のタイムリー内野安打で1点を先制し、5回には藤田倭(30)のライト前安打で1点を追加した。

   先発・上野由岐子(39)は2点リードの6回無死1塁の場面でマウンドを降りるも、7回にリエントリーで再びマウンドに上がり打者3人をきっちり抑え最後を締めくくった。

   決勝戦はテレビ朝日でライブ中継され、元日本代表監督の宇津木さんが解説を務めた。宇津木さんの「親心」あふれる解説はインターネットで大きな注目を集めたが、なかでもファンを感動させたのは米国選手への「感謝」の言葉だった。

   日本が1点リードで迎えた5回だった。2死1塁の場面で米国はモニカ・アボット投手(35)をマウンドに送った。

宇津木さん「彼女たちが日本に来て日本人を盛り上げて」

   すると宇津木さんは「日本のソフトボールが強くなったのもアボットたちのおかげなんですよ」と感慨深げに語り、「彼女たちが日本に来て日本人を盛り上げてくれて。日本のバッターは最初は全然打てなかったが、徐々に当たるようになった」と振り返った。

   191センチの左腕・アボット投手は08年北京五輪に米国のエースとして出場し、決勝の日本戦ではリリーフとしてマウンドに上がった。09年からは日本女子ソフトボールリーグのトヨタ自動車に所属しており、日本リーグでは4度MVPに輝くなど世界トップの実力を見せてきた。日本女子ソフトボール界をけん引してきた選手のひとりだ。

   宇津木さんの米国選手へのコメントについてツイッターでは「リスペクトを忘れない素晴らしい指導者」「宇津木さんの言葉、心に刺さりました」「元監督の言葉だけに心に響きます」「ええこと言うな~涙が出ました」などの声が上がった。