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為末大氏「この大会は一つの分岐点になる」 選手への誹謗中傷問題で持論、JOCへ提言も

   元陸上選手の為末大さんが2021年7月30日、相次ぐアスリートへの誹謗中傷に対し持論を展開した。

  • 国立競技場
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  • かつて水谷選手に届いていたというDM。水谷選手の2019年8月22日ツイートより。21年7月28日の投稿で引用リツイートされた。

「選手はどうしていいかわからないことも多い」

   為末さんは、体操女子日本代表の村上茉愛選手が試合後のインタビューでSNS上での中傷被害を告白したとする記事を引用し、アスリートへの誹謗中傷への対応について、

「この大会は一つの分岐点になると思います。一つ一つのアカウントを訴えていく必要があります」

と言及。続けて「JOC(日本オリンピック委員会)は選手が被害を受けた際法的手続きをサポートする仕組みを作るといいと思います。選手はどうしていいかわからないことも多いので」とツイートしている。

   東京五輪では、卓球混合ダブルスで金メダルに輝いた水谷隼選手や、体操男子個人総合で金メダルの橋本大輝選手、サーフィン男子銀メダルの五十嵐カノア選手などがSNSでの誹謗中傷に悩んでいることを明かしている。

   ネット上では、

「誹謗中傷は言論の自由ではない、中身によっては犯罪だ」
「選手個個人では対応しきれないので、組織として対応すべきですね」

などと、為末さんの提言に賛成する人の声が多く寄せられている。