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クロちゃん、コロナ退院でSNSも元通り?! 食事へのツッコミ復活...それでも「乱暴さ」は抑え気味

   新型コロナウイルスに感染して入院するも、無事回復した「安田大サーカス」のクロちゃん(44)。快癒後は以前のようにツイートを再開しているが、それに対し、クロちゃんのツイッターならではともいえる特徴的なリプライが再び届き始めている。

  • クロちゃん(2018年撮影)
    クロちゃん(2018年撮影)
  • クロちゃん(2018年撮影)
  • クロちゃんのツイッターから

「恐れていたことが起き始めた」と指摘する視聴者たち

   2021年8月5日、クロちゃんは「お昼ご飯 塩昆布チャーハンの小 丸ごとモモ」とツイートしつつ、写真を添付。そこには、その言葉通りにチャーハンの写真と皮をむいた桃の写真がそれぞれアップされている。続けて「久しぶりにチャーハン。やっぱり美味しいんだなと再確認。モモはフルーティー♪」とも書かれている。

   ツイートから判断するに、入院中、クロちゃんはチャーハンを食べられなかったのだろう。しかし、快癒後であれば当然、自らの意思で任意の料理を食べることが出来るわけで、当該ツイートはその喜びをつづったものだろう。

   ただ、リプライを見てみると、あるアカウントは「恐れていたことが起き始めた」と、何やら穏やかでないリプライ。他にも「チャーハンの少? 嘘をありがとうだしん」と、本人の文体を真似た上でチャーハンの写真に疑いの目を向ける声が。果ては、「見切れた謎の器」と、写真に不審な点があるとする声が寄せられるなど、ユーザーたちがザワついているのだ。

クロちゃんの食事写真に届く「お約束」のリプライ

   というのも、クロちゃんのツイッターに集まるユーザーは、「投稿した食事写真よりもクロちゃんはたくさん食べているのではないか」という旨のツッコミをするのが「お約束」となっているのだ。きっかけとなったのは、2018年に放送されたとあるテレビ番組である。

   同年10月22日にTBS系で放送された「名医の太鼓判! 芸能人余命宣告SP 秋の健康診断」(放送終了)では、クロちゃんに対し、本人の度重なる不摂生を原因として「寿命は44歳」という「宣告」を下していた。このためか、クロちゃんは翌23日から「少量のうどんに大量の野菜を盛り付けた皿うどん」といったヘルシーさあふれる食事の写真をツイッターにアップするように。それまでは脂ギトギトのラーメンといった不健康を絵に描いたような食事をアップしていたが、それとは180度違う食事の写真が頻繁に投稿されるようになったのだ。

   しかし同番組後、ネットユーザーはある意味心配しているのか、クロちゃんの食事内容を疑ってかかるようになる。ヘルシーな食事の写真が添付されたツイートに対しては、写真の中にもっと多くの食べ物があると疑われる要素をひねり出しては「米隠しをしている!」と、「所得隠し」を連想させる物騒な言い回しのリプライなどが殺到するようになったのだ。「クロちゃんは摂取カロリーを過少申告している」と言いたかったわけで、その「査察行為」はいつしか、クロちゃんのツイッターの「日常風景」として定着していったのだ。

   ただ、2021年7月19日に発表されたクロちゃんのコロナ感染で、そんな「日常」は一変。入院を報告するツイートなどには一転して「米隠しができるまでしっかり治して、元気になった姿を見せてくださいね!」などと回復を願う励ましの言葉が殺到するようになった。

   だが、7月29日にクロちゃんが退院を報告し、食事写真のアップが再開されると、ユーザーの声も変化。8月1日は本人が「元気になったのでいつも通りでいいしんよー!」と追認したこともあり、ツッコミの数は以前のレベルに戻りつつある。

   ただ、その声を見てみると、どうにも以前より「乱暴さ」が抑え気味になっているように感じられるのだ。恐らくこれは、本人のコロナ感染以前は食事の写真を「単なる見世物」だと認識していた視聴者が、快癒後は多少なりとも本気でクロちゃんの健康を願うようになったからではないだろうか。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)