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中田翔は巨人なら「更生」できる 清原和博氏が持論「パ・リーグで好き勝手やってるのとは...」

   元プロ野球選手の清原和博氏が2021年8月25日、公式YouTubeチャンネル「清ちゃんスポーツ」に公開された動画で、暴力行為で日本ハムから出場停止処分を受け、巨人へ無償トレードされた中田翔選手について私見を述べた。

  • 中田翔(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    中田翔(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 中田翔(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

一時は「これで彼の野球人生が絶たれてしまうのか」と心配

   チームメイトに暴力を振るったとして、8月11日、日本ハム球団より無期限出場停止処分を科したことが発表された中田選手だが、処分のわずか9日後の20日に巨人へ電撃移籍。翌21日のDeNA戦で代打出場し、22日には移籍後初本塁打を放っている。

   「中田翔に清原が伝えたい事」と題して公開された動画で清原さんは、中田選手の暴力騒動に「驚きましたよ」と言及し、「まだ32歳ですよ。これで彼の野球人生が絶たれてしまうのかっていう心配がすごいありましたね」と気遣った。

   中田選手の移籍先が自身の古巣・巨人だったことに関しては、「良かったなと思いましたね。一番良い球団に行ったんじゃないかな」と清原さん。その理由を「更生するんじゃないですか?」とし、「やっぱりジャイアンツですよ?僕も経験しましたけど、パ・リーグで好き勝手やってるのと、ジャイアンツでやるのとは全然違いますから。ジャイアンツならではのしきたりもありますし、僕は全部それに反発してしまって、最後ダメでしたけど」と体験談を交えて語った。

札幌ドームと東京ドームで異なる本塁打の打ち方

   さらに清原さんは「バッターとして見れば中田選手にものすごいプラスなんですよ」とも。

   「札幌ドームって異常に広いんですよ。自分も経験ありますけど、札幌ドームで試合をやったら力んでしまうんですよね。飛ばそうとして」と述べ、「東京ドームでは"ポンッ"と打ったらホームランですから。カキーンって打たなくていいんです。ポンッでいいんです(笑)」との持論を展開した。

   中田選手の巨人移籍後アーチは、左翼スタンド上段に飛び込む特大弾だったが、清原さんによると「あれで札幌ドームの中段くらいじゃないですか?」。東京ドームの利点を「早く気付いて欲しい」と言い、「イラつかないで、振り回さないで。東京ドームはポンッと打てばいい」と、巨人OBの長距離砲としてアドバイスを送った。

   また、「日本ハムだったら中田翔選手だけマークすればいい。でも、ジャイアンツに入ると、坂本(勇人)選手がいる。丸(佳浩)選手がいる。岡本(和真)選手がいる。錚々たるメンバーがいるわけじゃないですか。そうすると、ピッチャーの集中力も分散するわけですよ」と、優勝争いを繰り広げるチームで打席に立つメリットも説いていた。