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「ラーメン評論家」の入店お断り 元AKB店主が宣言「うちにはマイナスしかなかった」

   元アイドルのラーメン店主・梅澤愛優香さん(24)が2021年9月24日、今後は「ラーメン評論家」の入店を拒否する意向を示した。

   梅澤さんはアイドルグループ・AKB48にアルバイト契約で加入の「バイトAKB」として活動したのち、20歳でラーメン店「麺匠八雲」を開業。現在は「中華蕎麦 沙羅善」など3店舗の店主を務める。

  • 梅澤愛優香さんのツイート(@MAYUKA_YAGUMO)より
    梅澤愛優香さんのツイート(@MAYUKA_YAGUMO)より
  • 梅澤愛優香さんのツイート(@MAYUKA_YAGUMO)より
  • 梅澤愛優香さんのツイート(@MAYUKA_YAGUMO)より

「一部のモラルがない方や...」

   梅澤さんは今年9月、店をめぐるトラブルに見舞われたと明かし、大きな注目を集めていた。

   今秋に新店舗の開店を予定していた梅澤さん。しかし9月5日、新店舗に不可欠な原料の仕入れが「ある中傷」により突如困難となり、開店の目途が立たなくなったとツイート。悲しみや悔しさを滲ませ、「全て壊されました」と書き込んでいた。

   7日には中傷者に対し、民事・刑事の両面で責任を追及すると報告。具体的な内容については8日、「『反社との繋がりがある』と取引先様へ嘘の吹聴をされた」と明かす。さらに22日に「今回の事件から枝分かれしている中傷についても別事件として捜査いただいております」と報告している。

   対応に追われるなか、梅澤さんは24日に「迷惑ラーメンオタクの言動にイラッ。マウンティングに苦慮する店員も」と題したネット記事を引用し、

「根本はラーメン好きなはずなのに...一部のモラルがない方や、ネットリテラシーのない行き過ぎた行動をする方がいることでこうやってラーメンオタクや評論家が悪く取り上げられてしまうのは残念ですね...」

とこぼす。続けて、「この記事をラオタ(編注:ラーメンオタク)や評論家の方がツイートでも反応してないのを見ると、それだけ記事通りの流れが慢性しているのかなと感じてしまいます。同時に記事のようなことが当たり前で考えが凝り固まってるのであれば、ラーメン好きの界隈、または麺業界自体が疲弊してるんだなと思います」と持論を述べた。

「マウンティングか言葉のセクハラが酷い人ばかり」

   その後、梅澤さんは「ラーメン評論家の入店お断りします」と表明した。理由を、

「ラーメン評論家の方々とお会いしてきましたが、8割が私へマウンティングか言葉のセクハラが酷い人ばかりでした それもあり避けたら裏で中傷される始末 うちにはマイナスしかなかったです」

と説明している。その上で、以下のようにも書き込んでいる。

「開業当時あるラーメン評論家やラオタの方から『評論家とラオタにはサービスしたり媚び売った方がいいよ』と言われました。ですがその考えは理解できませんでした。私は来店する一部のマニアを大事にするのではなく全体のお客様を平等に大切にしたい気持ちで今まで皆様と接してきました」
「入店禁止の線引きについて。今までご来店やSNS、発信等でお付き合いのある信用のある方、純粋にラーメン好きな方、純粋に食べ歩きが好きなレビュアー様のご来店は問題ございません。あくまで私や当店に悪意のある方を指した内容となります。取材発信系の方のご来店については事前にご相談ください」

   梅澤さんの投稿には様々な声が寄せられている。数多くのラーメン批評をしているユーザーから「共にラーメン界を盛り上げられるハズなのに」「とても残念です」などとする引用リプライが寄せられ、梅澤さんは、

「共にラーメン界を盛り上げられるハズと思ってくださいましてありがとうございます。ですが、そんな嬉しいお気持ちがあるならば、ラーメン評論家の方による私へのマウンティングや言葉のセクハラがある業界の実状に注目し声を上げ頂きたかったです。私はそこを深く残念に思います」

と伝えた。