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TBS「THE TIME,」ネットで「良い番組」と上々スタート 「コメンテーターなし」が逆に好評?

   朝の新番組「THE TIME,」(TBS系)が2021年10月1日に始まり、インターネット上では初回放送について「ここまで見て凄く良い番組」と、その内容に概ね満足したとの声が多く目に入る。

   同番組はTBSの安住紳一郎アナウンサー(48)が月曜日~木曜日の総合司会を、俳優の香川照之さん(55)が金曜日の総合司会を務める情報番組。第1回となる同日のオープニングには2人がそろって挨拶したことなどが早速話題となっている。

  • 「THE TIME,」公式サイトから
    「THE TIME,」公式サイトから
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「誰のことも悪く言わないでスマートに謝罪できる安住アナ。。。えらい。。」

   ネット上で満足の理由としてまず上がっているのが、安住アナの安定した司会ぶりだ。1日は金曜日であり、本来なら香川さんの担当曜日だが、第1回だからなのか、安住アナも番組最後まで出演を続け、2人で司会を担当していた。

   その中でも特に安住アナの力量が光ったのは、番組中盤の「バズったワード デイリーランキング」でのこと。前日にネット上で話題になった言葉を紹介するコーナーで、この日のランキング1位は「夏目さん」。というのも、前日の9月30日まで同時間帯はフリーアナウンサーの夏目三久さん(37)が司会を務める「あさチャン!」が放送されており、夏目アナは同日をもって芸能界を引退したが、番組中ではラストで時間が押してしまい、夏目さんの挨拶が極端に短くなるというハプニングがあった。

   そのため、「夏目さん」というキーワードが出るや、すかさず、安住アナは「まあ、ちょっと色々手違いがあって」と、番組進行に問題があったことを明かしつつ、「本当に私たちの謝罪をもって、これにて一件落着とさせてください。申し訳ございませんでした」と、香川さんと一緒に頭を下げたのだった。これに対しては、「昨日の夏目ちゃんの件をしっかり誰のことも悪く言わないでスマートに謝罪できる安住アナ。。。えらい。。」といった絶賛がツイッター上に続々と上がったのだった。

「コメンテーターが居ないのがイイね」

   併せて多かったのが、「コメンテーター無しでアナウンサーだけでやってくれるのは本当に見やすい」といった声だ。朝の情報番組では司会者やニュースを読み上げるアナウンサーの他にコメンテーターが出演していることが多く、自らの意見を述べるなどしているが、「THE TIME,」初回放送では総合司会の他にアナウンサーは出演していたもののコメンテーターはいなかった。

   しかし、それでも番組の進行が悪くなるなどということはなく、テンポよく次々とニュースが読み上げられていったという見方が多い。このため、「コメンテーターが居ないのがイイね。時間つぶしの同じ話題コメントループにならないことを祈る。そ~なったら観ない」といった、今後も番組にはコメンテーターは不要とする声も上がっている。

   J-CASTニュースは1日、SNS分析ツール「ソーシャルインサイト」を使って、番組へのツイートを分析。特定の単語がポジティブな単語やネガティブな単語と共に発せられたツイートを集計する「ポジネガ分析」という機能だ。調べた単語はツイッタートレンドにも入った番組のハッシュタグ「#thetime_tbs」で、その結果は......「ポジティブ」が18.07%、「ネガティブ」が1.88%、中立が80.04%となり、「ポジティブ」が「ネガティブ」の10倍近くに達した。視聴したツイッターユーザーの評判は概ね上々だったと言えそうだ。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)