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登坂アナの歌詞朗読チョイスに驚き Snow Man「P.M.G.」のシュールさは「トンチキ」の系譜?

   2021年9月29日発売のSnow Manの1stアルバム「Snow Mania S1」は発売初日にオリコンデイリー売上ランキング62万枚を記録し1位を獲得。様々な楽曲を収録し波に乗るSnow Man初のアルバムだが、初回盤B収録の「P.M.G.」が意外なところでも反響を巻き起こしているようだ。

  • Snow Manも「トンチキ」の系譜に連なるか
    Snow Manも「トンチキ」の系譜に連なるか
  • Snow Manも「トンチキ」の系譜に連なるか

「パーティー手裏剣染み渡る」

「Snow Mania S1」発売前日の9月28日、元NHKアナウンサーの「麿」こと登坂淳一アナウンサーが自身のYouTubeチャンネルで「P.M.G.」の歌詞を読み上げる動画を公開した。登坂さんがいろいろな楽曲の歌詞を朗読していく動画「読んでみた」シリーズの一環だが、その様がジャニーズファンの目にも留まり、「まさかのPMG‼!」「とてもシュールで面白いですね」「本当に意味わからん歌詞だけど、やっぱり元気出る笑」といった感想も。

「P.M.G.」は深澤辰哉さん・向井康二さん・宮舘涼太さんによるユニット曲。9月8日にレコーディング動画が公開されたが、すでにこの時点でファンには話題になっていた。「パーティー手裏剣染み渡る」「あなたの心にもみあげ手裏剣」のように言葉遊びのような歌詞、コミカルな印象を与えるサウンドが「トンチキソング」ではないかというのだ。

「トンチキ」とはジャニーズファンに通称されるジャンルで、音楽的に厳密な定義はないものの「一見意味のわからない歌詞」「キャッチーな振り付けやパフォーマンス」などの特徴を持った曲があてはまる。

   少年隊「デカメロン伝説」、Sexy Zone「Sexy Summerに雪が降る」などがトンチキソングとして挙げられるが、他の収録曲とは一線を画すキャッチーさを持つ「P.M.G.」もトンチキソングの条件を備えているといえよう。王道アイドルソングではないが中毒性のあるジャンルとしてジャニーズファンには馴染みがあるのがトンチキだ。

「トンチキ」もお手のものに?

   「Snow Mania S1」には収録されていないがSnow Manの2ndシングル「KISSIN' MY LIPS / Stories」(20年10月7日リリース)収録のカップリング曲「君の彼氏になりたい。」もトンチキソングに数えられることがある。時計が刻む音を使った個性の強いサウンドと「無理無理」を繰り返すこちらも個性的な歌詞がミックスして「トンチキ」ではないかとの感想がリスナーから出ていた。

   「Snow Mania S1」ではダンサブルな「D.D.」「EVOLUTION」やファンクなナンバーの「Sugar」、明るいオーラ全開の「HELLO HELLO」「Delicious!!!」など多彩なジャンルに挑戦しているSnow Manだが、ジャニーズの隠れた伝統ともいえる「トンチキソング」もお手のものにしてしまうかもしれない。

(J-CASTニュース編集部 大宮高史)