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大谷翔平「リアル二刀流」表現に違和感 流行語ノミネートも...有吉弘行「まだ納得いかない」

   お笑いタレントの有吉弘行さん(47)が2021年11月7日放送のラジオ番組「SUNDAY NIGHT DREAMER」(JFN系)に出演し、大リーグエンゼルス・大谷翔平投手(27)の「リアル二刀流」について言及した。

  • 大谷翔平投手(17年撮影)
    大谷翔平投手(17年撮影)
  • 大谷翔平投手(17年撮影)

有吉さん「リアル二刀流ということは刀を2本持たないと」

   番組では4日に発表された「『現代用語の基礎知識』選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」の候補30語を紹介し、有吉さんがノミネートされた30語を独自の視点から分析し持論を語った。

   東京五輪・パラリンピックが今夏に開催されたこともあり、21年のノミネートにはスポーツ関連の言葉が多く、海外メディアが国際オリンピック(IOC)のバッハ会長を揶揄した「ぼったくり男爵」や「ピクトグラム」「13歳、真夏の大冒険」などが選出された。

   野球では、大リーグ・エンゼルスの大谷の投打にわたる活躍ぶりを象徴するように「リアル二刀流」「ショータイム」が候補に挙がった。

   野球ファンとして知られる有吉さんは、大谷を「リアル二刀流」と表現することに違和感があるようで、「リアル二刀流は、はっきり言って宮本武蔵だけだからね。だってリアルでしょ?リアル二刀流ということは刀を2本持たないといけないでしょ。それがリアル二刀流でしょ」と言葉に力を込めた。

5月のアストロズ戦では「リアル三刀流」報道

   さらに「バッターとピッチャーって別に二刀流でもなんでもないでしょ。二役でしょ。ピッチャーで4番みたいなもんでしょ。別に何でもないじゃん。何?リアル二刀流って。リアル野球盤。野球盤でしょ。リアル、リアルって付けて。ちょっとまだ納得いかない」と不満げだった。

   大谷は今季、先発投手として9勝を挙げ、打者としてはア・リーグ3位の46本塁打、100打点、26盗塁をマーク。オフには大リーグ機構から「コミッショナー特別表彰」を受賞するなど米国で高い評価を受けた

   また、21年5月11日のアストロズ戦では「2番・投手」として先発出場し、8回からライトの守備に。「投手・打者・野手」としてワンマンショーを繰り広げた大谷の活躍を多くの日本メディアがウェブ版で「リアル三刀流」の見出しで伝え、インターネットで話題を呼んだ。

   ツイッターでは「リアル三刀流」と題する報道に「冷静に考えたらおかしい」と指摘する声が上がり、「打撃と守備はDH以外みんなやってるから三刀流だけでも違和感ある」などと主張する声もあった。