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大谷翔平MVPは「無理でしょ」「何を期待している」 予想ハズレた解説者に「見解どうぞ」の声

   米大リーグのMVPが2021年11月19日(日本時間)に発表され、エンゼルスの大谷翔平選手がア・リーグのMVPを満票で受賞した。しかし前日には、大谷選手のMVP獲得は「無理」と話していた人物がいた。

   野球解説者の石毛宏典氏(65)は18日、自身のYouTubeチャンネルで「【発表前日】大谷翔平選手がMVPを獲れない理由を話します。アメリカは...」というタイトルの動画を公開。「みなさん何を期待しているのかよくわからん」と大谷選手のMVP獲得に懐疑的な見方を示していた。

  • 石毛宏典氏(写真:アフロスポーツ)
    石毛宏典氏(写真:アフロスポーツ)
  • 石毛宏典氏(写真:アフロスポーツ)

大谷選手の結婚相手「白人女性捕まえてきて、みたいな」

   石毛氏は1980年にドラフト1位で西武に入団。1年目から新人王を獲得するなど活躍し、80年代を通じ西武の黄金期を支えた。96年の現役引退後はオリックスの監督や四国独立リーグの設立に携わり、現在は野球解説者として活動している。

   石毛氏は18日の動画の冒頭で「どんな女性と結婚してほしい?」とアシスタントの女性に話題を振る。女性が「素朴な方がいいかな」と返すと、石毛氏は「岩手の地元の女性がいいのかな」「俺は逆に白人女性でもいいかな。白人女性捕まえてきて、みたいな」などと展開。さらに「MVPも獲ってほしいんだけど、アメリカの女性を、ちゃんとこう、嫁さんにして連れて帰ってくる。それも面白いかなと思って」「ヒスパニック系もいいかな。綺麗ですよ」と続けた。

   その後、女性から「(大谷選手の)MVPはどうですか?」と問われた石毛氏は「無理でしょ」と即答。「みなさん何を期待しているのかよくわからん。絶対獲ってほしいよね、日本人で初めてっていう...。無理だと思いますよ」(編集部注:大リーグでの日本人MVPはイチローさんが01年に受賞している)と主張を重ねた。

「もっともっと相当な数字をあげないと...」

   なぜ、大谷選手はMVPを獲れないのだろうか。石毛氏が指摘したのは大谷選手の打者成績だ。ホームラン46本、100打点、26盗塁という成績は評価する一方で、「ペレス(ロイヤルズ)だとかゲレーロ.Jr(ブルージェイズ)はもっともっと良い数字を残しているはず。そら冷静にみたら無理でしょ」(編集部注:ペレスはMVP最終候補にノミネートされていない)と、ホームラン王争いを繰り広げた打者を引き合いに出して語った。

   また、アメリカには「白人ナンバーワンというのが、まだ僕はあると思っています」と持論を示し、「やっぱり大谷がMVPを獲るためには、もっともっと相当な数字をあげないと駄目」と改めてMVP受賞は厳しいとした。

   一方で、大谷選手の人間性に対する評価は「絶対あると思っています」とし、「MVPを獲らなくても、大谷翔平という日本人のプレーヤーがそこにいる。彼の振る舞いはこうなってる。そこだけで十分じゃねえかな」と話した。動画の最後には「奥さんは金髪、よろしくお願いします」と締めた。

   一夜明け、大谷選手の満票でのア・リーグMVP受賞が発表された。動画のコメント欄には「満票で受賞したぞ」「見解をどうぞ、石毛さん」「石毛さんの危惧が杞憂に終わりうれしい限りです」などの声が寄せられている。