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ポポ~ポポポポ♪いつでも流せる「呼び込み君ミニ」 人気沸騰で在庫切れ、メーカーも「予想外」

   「ポポーポポポポ」「ポポポポポ~」といった、スーパーなどでお馴染みの呼び込みメロディーを再生できる玩具「スーパーサウンド『呼び込み君』ミニ」(以下、呼び込み君ミニ)が、販売元の想定を遥かに上回る人気を見せている。

   製造した模型メーカー・青島文化教材社は2021年12月22日、在庫切れをツイッターで告知。「1月発売で再生産しているのでもうしばらくお待ちください」と伝えたのだ。

  • 話題の「スーパーサウンド『呼び込み君』ミニ」
    話題の「スーパーサウンド『呼び込み君』ミニ」
  • 話題の「スーパーサウンド『呼び込み君』ミニ」
  • 群馬電機が開発した音声ポップ「呼び込み君」と玩具「呼び込み君ミニ」

転売防止のために

   青島文化教材社は12月中旬、群馬電機が開発した音声ポップ「呼び込み君」を玩具化した呼び込み君ミニを発売した。(「『ポポポポポ~♪』が玩具になって792円で買える! 『呼び込み君ミニ』製造会社が明かす『こだわり』」

   22日の取材に応じた青島文化教材社広報課の富永幸三郎さんによれば、これまで同社で生産してきた玩具と比べてもかなりの生産量だったという。しかし10月18日に予約を開始すると、ネット通販などでは4、5日で在庫切れに。11月の段階ですでに、1月に向けて再生産を行うと発表していた。

   12月中旬に商品を出荷すると、店頭や予約していた人々のもとに商品が届き始めた。すると、さらに需要が高まり、商品に関する問い合わせが多く寄せられた。こうした状況を受け、青島文化教材社は12月22日、ツイッターで改めて再生産を告知した。

「『スーパーサウンド「#呼び込み君」ミニ』を発売しましたが、購入できないお客さまからお問い合わせをいただいております。
現在、メーカーにも在庫がありません。誠に申し訳ございません。
1月発売で再生産しているのでもうしばらくお待ちくださいませ」

   多くの店頭やネット通販で呼び込み君ミニが売り切れているが、富永さんは「1月までお待ちいただきたい」と話す。

「プラモデル業界もそうですが、数が少ない商品はネットで高く売られてしまうことが多いです。すると一般の方々が792円で買える商品を、高額で購入してしまう。
こうした状況はメーカーとしては良くないと考えております。それを防ぐために、改めて再生産の目途があることをお知らせしました」

SNS拡散で需要が急増?

   富永さんは「確かに人気があるというのは事前に予測できていましたが、メーカーの予想をはるかに上回るものでした」と振り返る。呼び込み君ミニの販売をめぐっては、これまで同社で扱ってきた玩具とは異なる動きがあったという。

「購入されたお客様がSNSにアップして喜んでくださるのが、人々の購買意欲を加速させているように見えます。プラモデルではこういう広がりは見られません」

   SNSでは「呼び込み君ミニ」を購入したユーザーの投稿が相次いでいる。富永さんは、お馴染みのメロディーを楽しむ玩具ゆえのターゲットの広さや、SNSで伝えたくなる商品と言う点が、ヒットの背景にあるのではないかと推測した。

「世の中を明るく楽しくしてほしいという思いで、呼び込み君ミニを作りました。多くの方が喜んでくださり、開発者も喜んでいます。
メーカーとしては、この音楽を聴いてみんながニコニコ喜んで、明るい話題を振りまいてくれたらうれしいなと思います」

(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)