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ハワイ発「ホノルルコーヒー」日本撤退 全13店舗が一斉閉店、「悲しすぎる」惜しむ声広がる

   「コナコーヒー」や「パンケーキ」などで知られる米ハワイ発のカフェチェーン「ホノルルコーヒー」の日本全店舗が2022年1月6日をもって閉店した。

   運営会社は撤退理由について「新型コロナウィルスの感染拡大」「フランチャイズ契約の満了」と説明している。

  • ホノルルコーヒーの店舗(東京都港区の赤坂見附店)
    ホノルルコーヒーの店舗(東京都港区の赤坂見附店)
  • ホノルルコーヒーの店舗(東京都港区の赤坂見附店)
  • 公式サイトに掲載された閉店のお知らせ

「寂しいなぁ」「ハワイを感じられる癒しの場所なのに...」

   ホノルルコーヒーはハワイ・オアフ島で1991年に誕生。ハワイで栽培される高級コーヒー「コナコーヒー」が売りで、ハワイのほかグアムや台湾などにも出店していた。日本ではフジオフードシステム(大阪市)が独占フランチャイズ権を獲得し、12年4月に東京・お台場で1号店を出店。その後は首都圏を中心に地方でも出店を重ね、18年6月時点で国内に22店舗を展開。「パンケーキ」などのハワイアンフードも人気だった。

   しかし22年1月6日、国内に残っていた全13店舗が一斉に閉店。7日には、ホノルルコーヒーの日本版公式サイトに「閉店のお知らせ」と題した次のような文章が掲載された。

「新型コロナウィルスの感染拡大と諸般の事情により、2022年1月6日(木)をもちまして日本のホノルルコーヒー全店舗を、閉店することとなりました。開店以来長らくご愛顧いただきました皆々様に、心から厚く御礼申し上げます。日本のホノルルコーヒーは全店舗閉店となりましたが、ハワイのホノルルコーヒーでは、皆様のお越しをお待ち申し上げております。また自由に日本とハワイを行き来できる日が訪れることを願っております。皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます」

   フジオフードシステムの広報担当者は7日、J-CASTニュースの取材に対し、新型コロナウイルスの影響に加え、フランチャイズ契約の満了が全店舗閉店の理由だと説明した。閉店後の店舗には、同社の新業態の飲食店を出店する予定だという。

   国内からの撤退を受け、ツイッター上では「悲しすぎる...」「寂しいなぁ」「ハワイを感じられる癒しの場所なのに...」と惜しむ声が広がっている。