J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

朝倉未来VSメイウェザーを「見たいと思うか?」 シバターが大疑問「フジテレビへのポーズかな」

   YouTuberでプロレスラーのシバターさんが2022年6月14日、格闘家の朝倉未来選手とプロボクシング元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー選手によるエキシビションマッチについて、YouTube動画で疑問を呈した。

  • 朝倉未来選手(写真:Motoo Naka/アフロ)
    朝倉未来選手(写真:Motoo Naka/アフロ)
  • 朝倉未来選手(写真:Motoo Naka/アフロ)

「別にやってたら見るけど、そんな特別見たくない」

   シバターさんは9月にRIZINで行われる予定の同試合について「朝倉未来vsメイウェザー大反対!!!」と題した動画で持論を展開した。「これは私の意見です」と前置きし、いちプロレスファンとして思うところがあるとした。

「なんだかなぁ......という感じです。まず、見たいか見たくないかで言うと、別にやってたら見るけど、そんな特別見たくない。もっと見たいカードはたくさんあるんですよね。何でそのカードをやんなきゃいけないのか。武尊VS(那須川)天心とは全然違うでしょ」

   さらに、総合格闘技界全体のことを考えた場合、もっと良い資金の使い方があったのではと主張。メイウェザー選手を呼ぶためにかかる費用があれば、アメリカのBellator MMAに移籍した総合格闘家でRIZINバンタム級王者・堀口恭司選手の「流出」を防ぐことができたのではないかとした。

   さらに、シバターさんとしては試合結果が既に見えているとして、朝倉選手に実力差のある選手との試合を受けるべきではないとした。

「未来も未来でさ。絶対100%メイウェザーに勝てないじゃん。勝てないって分かってる相手と試合すんなよ」

   朝倉選手に対し「これで『もしかしたら俺いけるかもしれない、何とかなるかもしれない』と思ってるんだとしたらマジ頭おかしいよ」と厳しい反応を見せ、試合に関わる人々の意識についても苦言を呈している。

「試合結果が明らかなものを、わざわざやろうとするプロモーターもプロモーターだし、選手も選手だなって思うんですよ」

「真面目に格闘技と向き合えよ」

   シバターさんはこのエキシビジョンマッチについて「思うのは、これはフジテレビへのポーズかなっていう。もう一回振り向かせるための投資」とした。フジテレビで生中継予定だった武尊VS那須川天心戦を含む「THE MATCH 2022」の放送が取りやめとなったことが影響しているように思えるという。

「今回テレビ放送を切られちゃって、ゴタゴタがあって」
「『こんな豪華な、視聴率が取れるであろう豪華なカード用意しました! フジテレビさんお願いします、もう一回僕らと契約してくださーい』っていうものにしか見えない」

   シバターさんは最近のRIZINの姿勢には共感できないとして、「なんか違ぇんだよ。違うんだ......真面目に格闘技と向き合えよ」と憤る様子を見せた。

   シバターさんは改めてRIZIN運営や朝倉選手に苦言を呈し、視聴者に問いかけた。

「みんなはどう思う? 見たいと思うか? 無料で見られるならみんな見たいだろうけど、同じお金をかけて実現できるもっと豪華なカードがあるんだとしたら、やる意味があるカードがあるんだとしたら、そっちを見たくない? この試合は本当に必要なのか?」

   語り終えた後も「シバターは非常に複雑な気分です。格闘技ファンとして」と微妙な表情を浮かべていた。