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「深夜Uターン」騒動、JALが改めて謝罪 搭乗者には手紙で経緯説明へ

   日本航空(JAL)331便が福岡空港の運用時間である22時に間に合わず、出発地の羽田空港に引き返した騒動について、JALは2023年3月2日、公式サイトでお詫びを伝える発表文を掲載した。

   同社はJ-CASTニュースの取材に、搭乗者全員に対し、改めて謝罪し経緯を説明する手紙を送ると明かした。JALマイレージバンク(JMB)の会員ではない搭乗者には、送付先を確認する連絡を始めたという。

  • (写真はイメージ)
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  • 日本航空公式サイトより

「大変なご不便と多大なるご迷惑」

   各報道によれば、2023年2月19日の羽田空港発のJAL331便は、出発準備の遅れで福岡空港の運用時間である22時に間に合わず、関西国際空港に行き先を変更。燃料補給などを済ませて、翌20日深夜に出発地である羽田空港に引き返す事態が起こった。

   JALは3月2日、「当便をご利用いただきましたお客さまには、大変なご不便と多大なるご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした」と公式サイトで謝罪した。

   「事案の発生より相当の時間が経過しており大変心苦しく存じますが、改めて本件経緯、お詫びをお伝えさせていただきたく、2023年2月19日のJL331便にご搭乗いただいたお客さまには順次メールまたはお電話にてご連絡いたしております」としている。JMB会員ではない搭乗者に、メールおよび電話で連絡しているとした。

   なぜ2月19日の331便に関するお詫びを、1週間以上経って掲載したのか。JALは、該当便の搭乗者に改めて謝罪し経緯を説明する手紙を送るため、送付先を尋ねる連絡をしており、「ご連絡が入った際に、お客さまが少しでもご不安にならないようWebサイトへも掲載させていただきました」と、取材に経緯を説明。手紙を送る準備は整っているという。

「2月19日に、長時間ご搭乗いただく事態となり、ご迷惑とご負担をおかけしたことについて、機内および空港でお詫び申し上げています。ただし、お客さまお一人お一人へ経緯詳細のご説明とお詫びをお伝えすることはできておりませんでした」

   JMB会員はすでに住所を登録しているため、メールや電話での送付先確認はしていない。非会員には、3月2日から連絡を始めたという。