「井上尚弥vs亀田和毅」実現へ高まる期待 対決シナリオに元世界王者も興奮「これは盛り上がる」

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   プロボクシングの元世界王者が出演するユーチューブチャンネル「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル」の2023年5月15日の動画で、元世界王者の畑山隆則氏(47)、竹原慎二氏(51)、渡嘉敷勝男氏(62)らが世界スーパーバンタム級戦線の今後の展開を占った。

   世界スーパーバンタム級は、元世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、30)が同級に転向したことで世界的な注目を集めている。井上は7月25日に東京・有明アリーナでWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国、28)に挑戦する。

  • 井上尚弥選手(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
    井上尚弥選手(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
  • 井上尚弥選手(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)

「まずタパレスと亀田和毅」

   井上はスーパーバンタム級でも世界4団体統一王者を目指しており、フルトン戦に勝利すれば残るWBAとIBF王座を狙うとみられる。

   WBA・IBF同級王座は、4月8日に米テキサス州でタイトル戦がおこなれ、挑戦者マーロン・タパレス(フィリピン、31)が無敗王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、28)を判定で破り新王者になった。WBA同級1位の亀田和毅(TMK、31)が挑戦者候補に挙がっている。

   また、WBCは世界バンタム級、スーパーバンタム級を制した元2階級王者ルイス・ネリ(メキシコ、28)が次期指名挑戦者の権利を有しており、WBOは元世界3階級制覇のジョンリル・カシメロ(フィリピン、33)が5月13日にWBOグローバル・スーパーバンタム級王座を獲得し、井上との対戦を熱望した。

   タレント揃いのスーパーバンタム級戦線は今後、井上を中心に回っていくものとみられるが、畑山氏は「ここに亀田が割って入ればまた面白くなるんじゃないの」とし、将来的に考えられる4団体王座統一戦に関して「タパレス対井上尚弥よりも亀田和毅対井上尚弥の方が日本人からしたらいいんじゃない」と持論を述べた。

   畑山氏の意見に竹原氏が「盛り上がるね。これはこれで盛り上がりますよね」と同調すると、渡嘉敷氏が「まずタパレスと亀田和毅」と割って入った。

   亀田の所属するTMKジムの金平桂一郎会長(57)によれば、タパレスを相手に今秋にも世界戦を行う計画で、今後タパレス陣営と交渉を行っていくという。

   畑山氏は、亀田がタパレスとの世界戦が実現した場合、「これは亀田チャンスあるよ」と予想。渡嘉敷氏は「正式に井上チャンピオンと亀田チャンピオンになったら(井上は)亀田チャンピオンとやればいい。そうしたら日本人がこのスーパーバンタム級を制覇する。これは面白いよ」と日本人同士の王座統一戦に期待を寄せた。

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