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日本人が英語でメールを書くときに押さえておきたい5つのポイント

 突然ですが、英語のメールに関する次の5つの質問にYESかNoかで答えてください。
1.Mr.やMrs.の後にはフルネームを書くのが正式である。2.正式なメールでは時候の挨拶は欠かせない。3.時間の表記は24時間表記が一般的だ。4.文章が長い方がていねいな印象を与える。5.英語には「敬具」にあたる表現はない。
実は、この質問の答えは全て「No」。では、解説しましょう。
1.Mr.やMrs.の後にはフルネームを書くのが正式である。答えは「No」。Mr.やMrs.の後に続くのは、ファミリーネームだけ。フルネームは続きません。ちなみに、英語では、ビジネスメールでも、ファーストネームで呼び合うのが普通です。
2.正式なメールでは、英語でも時候の挨拶は欠かせない。答えは「No」。「暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?」や「いつもお世話になっております」といった時候の挨拶は英文メールでは不要です。要件にすぐに入りましょう。
3.時間の表記は24時間表記が一般的だ。こちらの答えも「No」。日本では時刻の24時間表記はよく使われますが、実はアメリカなどでは軍隊や警察機関しか使いません。英語では12時間表記が一般的です。
4.文章が長い方が、ていねいな印象を与える。実はまったく正反対!無用に長い文章はそれだけで読むのが厄介。相手に無駄な時間を使わせてしまうため、印象が悪くなります。
5.英語には「敬具」にあたる表現はない。こちらも答えは「No」。「敬語」にあたる表現は英語にもあります。よく使われるのが、“Best wishes,”“Regard,”。ちなみに、英語の「敬具」の後には「.(ピリオド)」ではなく「,(カンマ)」を付けます。なぜなら、その後に差出人名を続けて書いて、メールの文章を終わらせるからです。
このような、日本人的にはちょっとびっくりしてしまうけれど、英文メールを書くときに絶対に押さえておきたいポイントは、実は他にもあります。気になる方は、是非、デイビッド・セイン氏の『ビジネス英語の8割は中学英語で通用する』(アスコム刊)をチェックしてみてください。メールの書き出し方、本文の組み立て方、上手なお願いの仕方、メールの結びの鉄板表現など、すぐに使える知識が満載なので、手元にあるととても便利な1冊です!

署名:ビジネス英語の8割は中学英語で通用する著者:デイビッド・セイン発売:2014年5月24日定価:本体1000円+税

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