あなたはこんなことに心当たりはありませんか?
・なぜか「軽い人」と思われやすい。
・人にあまり信用されない。 ・軽く扱われることが多い。
・印象が悪いと言われる。
・人から避けられているような気がする。
実は、これらの原因は、あなたの話している日本語にあります。友だち同士では許される言葉でも、ビジネスシーンで使うと、相手を怒らせたり、不愉快にさせたり、あなたの印象をガタ落ちさせることがあります。あなたは次の日本語を使ってはいませんか?
◆やばい◆なんでもかんでも「やばい!」なんて言っていませんか?これだけではあなたが何を感じていて、何を伝えたいのか、相手に伝わりません。相手を戸惑わせないためにも、「あぶない」「まずい」など、具体的に表現するようにしましょう。
◆超~◆よく使いがちな「超おいしい!」「超キレイ」といった「超~」という表現。日本語としては、美しくありません。「すごい~」と言い換えるようにしましょう。
◆うざい◆イライラしたときなどに、つい「うざい!」なんて言っていませんか?「うざい」は、もとは東京多摩地方の方言だったのですが、不良が使い始めて全国に広がりました。そういった背景から、印象がよくない表現なので、「面倒くさい」と言い換えた方がよいでしょう。
◆むかつく◆ 「あいつ、むかつく」「むかつく上司がいる」なんて、思わず愚痴ってしまうことはありませんか?実はこの表現も、不良が、教師や親や警察など、敵対する人に対して使って広まった言葉。そのため、同じことを言うのにも、「気に障る」と表現したほうが印象は格段によいでしょう。
◆まじ◆軽率に「まじで?」とか「まじでやばい!」なんて言っていませんか?ふだんの会話では使いやすい言葉ですが、ビジネスシーンにはふさわしくありません。学生気分が抜けていないと思われてしまう言葉です。こう言いたいときには「本気で」というのがよいでしょう。
いかがでしたか?こういった言葉は、仲間内ではいいかもしれませんが、上司や取引先との会話で使ったら大ヒンシュクを買ってしまいます。
言葉遣いを注意されることが多い、突然相手を怒らせてしまうことがある...という方は、『もう一度学ぶ日本語』(アスコム刊)を読んで、日本語力を磨いてみてはいかがでしょうか?
書名:もう一度学ぶ日本語
著者:長尾昭子・デイビッド・セイン
発売日:2015年5月23日
定価:1100円+税