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「嫌韓本」にあらず、韓国を愛するがゆえの直言

書評掲載元:週刊ダイヤモンド(2017年6月10日号)書評

絶望の韓国

 著者は朝日新聞の政治部、国際報道部記者として、長く韓国をウオッチしてきた。だから、よくある「嫌韓本」ではない。そのことを承知した上でも、これでもかと指摘される韓国の社会、経済、政治の実情には呆れるしかない。

 たとえば科挙に由来する学歴偏重、労働への蔑視、それらがどれだけ社会をゆがめていることか。

 政権交代により、韓国はどうなるのだろうか、関心が高まっている時期だけに、豊富な事実に基づいたルポルタージュとして、本書は貴重である。朝日新聞ソウル支局長が書いた文春新書という意味でも面白い。

  • 書名 絶望の韓国
  • 監修・編集・著者名牧野愛博 著
  • 出版社名文藝春秋
  • 出版年月日2017年5月19日
  • 定価本体920円+税
  • 判型・ページ数新書判・272ページ
  • ISBN9784166611270

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