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紀州のドン・ファン、70過ぎて21歳の美女と結婚したが......

  • 書名 紀州のドン・ファン 野望篇
  • サブタイトル私が「生涯現役」でいられる理由
  • 監修・編集・著者名野崎幸助 著、吉田隆 取材・構成
  • 出版社名講談社
  • 出版年月日2018年4月19日
  • 定価本体780円+税
  • 判型・ページ数文庫判・268ページ
  • ISBN9784065117774
BOOKウォッチ編集部コメント

 美女4000人に30億円をつぎ込んだことで有名になった「紀州のドン・ファン」こと野崎幸助さん(77)が、2018年5月31日、すでに亡くなったことが分かり、世の男性に衝撃を与えている。野崎さんは2月8日、21歳の女性と3回目の結婚をし、4月19日に新刊『紀州のドン・ファン 野望篇』(講談社α文庫)を出したばかりだった。

 野崎さんが有名になったのは2016年2月に当時交際していた50歳下の女性に6000万円相当の金品を盗まれるという事件がきっかけ。テレビのワイドショーの取材に堂々と顔を出し、被疑者の女性をかばうような発言をして一気に注目された。週刊誌でも、「和歌山6千万円窃盗事件 74歳"大富豪"が赤面証言『容疑者とは3回して、翌日盗まれた』(週刊文春 2016年3月10日号)と報じられた。

コンドームの行商でタネ銭かせぐ

 和歌山県田辺市で生まれた野崎さんは中学を卒業するころ、「金持ちになって女性とエッチしたい」という志を立てた。中学卒業後、名古屋に就職したが、失意のうちに帰郷。鉄くず拾いをする日々の中で思いついたのがコンドームの行商。時には顧客の農家の主婦の相手をしながら売りまくった。こうして貯めた金で金融業を始めた。さらに転機になったのが東京への進出。霞が関の国家公務員相手なら、とりっぱぐれもないだろうとターゲットを絞り、営業したのが大成功を収めた。南紀白浜空港を利用して、和歌山と東京を往復する日々の中、念願の「酒池肉林」生活を実行することになる。銀座のホステス、キャビンアテンダントと声をかけまくり、これまでに美女4000人とコトをなしたという。つぎ込んだお金が30億円。そうした独自の人生哲学を綴ったのが自伝的著書『紀州のドン・ファン』(講談社α文庫)だった。本欄でも「野崎さんはおそらく100歳まで現役でがんばることだろう」と17年12月に紹介したばかりだった。

 その続篇にあたる本書の最終章では「ドン・ファン、ついに結婚す」と題し、結婚のいきさつから新婚生活までを赤裸々に明かしている。少し紹介しよう。

 野崎さんは数年前に付き合った女性に痛い目にあっていた。「プロポーズを受け入れたいんですけど、元カレに借りていたお金があるのでそれを清算しないとできません』。借りたという金は、なんと2000万円。野崎さんが肩代わりしたものの女性とはその後、音信不通に。その他にも千万円単位を貢いで結婚寸前までいった女性が何人かいたという。

 今回の結婚相手のSさんは北海道出身のモデル、21歳。55歳の年の差婚だ。「Sちゃんはボン・キュッ・ボン、胸にはDカップを忍ばせている私の理想のナイスプロポーションのべっぴんさんであります」。羽田空港でナンパして結婚に持ち込んだという。

1日に3回がノルマ

 「北海道出身というだけあって白磁のような肌で、吸いつくようなモチ肌であります。ペッタンペッタンとベッドの上での餅つき大会も楽しいものです。それが盛り上がると全身がほんのりと上気してピンク色に染まってくるのですからタマランチ会長であります。
 『本当にできるんですか?』
 失礼な質問も多く受けます。
 『ええ、日に3回はノルマですから』」

 野崎さんはバイアグラは使ったことがなく、「セサミン」と「カイコ冬虫夏草」を飲んでいると書いている。

 「ハッスルしすぎて腹上死する危険性もありますが、それで天国に行けたら本望だと達観する毎晩です」と心境をつづっていた野崎さんだが、毎日新聞は5月31日の電子版で「野崎さんの遺体から大量の覚せい剤成分が検出された」と報じた。和歌山県警田辺署は、他殺の疑いがあるとして、「容疑者不詳」のまま31日、野崎さんの自宅を捜索し、捜査に乗り出した。今後、死因などが明らかになるだろうが、「現代の奇書」とも言える自伝を2冊出した、平成の怪人・野崎幸助さんのご冥福をお祈りしたい。  

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