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「一九四五 占守島の真実 少年戦車兵が見た最後の戦場」相原秀起著

  • 書名 一九四五 占守島の真実 少年戦車兵が見た最後の戦場
  • 監修・編集・著者名相原秀起
  • 出版社名PHP新書
  • 出版年月日2017年7月15日
  • 判型・ページ数273ページ
  • ISBN9784569836348

日本を分断国家の悲劇から救った知られざる大勝利があった――。終戦後の昭和20(1945)年8月17日深夜。当時はまだ日本領だった千島列島の最北東端の島・占守(しゅむしゅ)島に、ソ連軍が侵攻を開始する。この暴挙に対し、日本軍は敢然と反撃。結果、戦車部隊を率いた池田末男連隊長はじめ約300人の戦死者を出すものの、ソ連軍には約3000人の損害を与え、侵攻を足止めしたのである。終戦の報を聞きながら、なお戦わざるをえなかった男たちの活躍がなければ、北海道はソ連に占領され、日本の戦後は大きく変わっていたかもしれない。だが奮闘した日本兵たちは、シベリアに送られ、さらに苦闘を重ねることになる...。

実際に占守島で戦い、生き残った人びとの詳細な記憶の積み重ねによって描きだされる息づまる戦場の実相は、まさに圧倒的。日本軍の最後の勝利をもたらした男たちの姿が、まざまざと眼前に浮かび上がってくる。

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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